編集部セレクション

ラウンジ☆セレクト

経管栄養は「お食事」?「栄養」?個別性のある声かけとは…

2020/2/20

「ラウンジ☆セレクト」は「ラウンジ」で盛り上がった話題と、そこに寄せられたみなさんのご意見を紹介しています。

 今回のトピック 
今、働いている病棟には経管栄養の患者様が7割ほどと沢山いらっしゃいます。食べたい意志が強い患者様でも、誤讌性肺炎等のリスクから経口では援助しかねない患者様もいらっしゃるので「朝の栄養をはじめますね」というような言葉を選んで患者様に経管の準備を説明しています。
しかし、他のスタッフはお食事という言葉を使っている人が多くいます。食べたくても食べられないという事から私は、抵抗を感じてしまいますが 皆さんはどう考えますか?

 

経管栄養は、食事か否か

■「食事」と言う理由

個人的にいうと栄養を注入と言われたら、はっきり言うとサプリメントみたいでいやだ。機械的な感じがする。食事って言ってほしい。

栄養と言えば栄養なんでしょうけど、栄養と言われるよりご飯と言われた方が嬉しくないですか?私は、栄養と言われるよりご飯と言われたいですね(*^^*)

個人的に「栄養が入りますよ」という言い方はなんだか業務的な感じがしてしまい、ちょっと寂しいと思いました。

親不知を抜いて食べ物が食べられず、食事をエンシュアにしていた事があります。その時の私にとってごはんはエンシュアなわけで、栄養飲んでと言われるよりは、ごはんと言ってもらった方が、気分的には食べた気分になるし、お腹いっぱいになれそうな気がしました(^_^;)

■「栄養」と言う理由

もし、私が今の状態で経管栄養になったら、食事とかご飯とか言われるのは抵抗がありますね。私にとっての食事は、目で料理をみて、匂い、味覚、咀嚼、食感、嚥下、その雰囲気などを総合してのものなので。

私の父も鼻注で1年過ごしましたが、「ごはんですよ~」の声かけに腹がたちました。

昔、「お食事始めますね」と言いながら経管を始めると、「お食事って言われると、口から何か食べれるのかと思ってしまうから、やめてほしい」と言われたことがあります。それ以来、「栄養剤入れますね」って感じで声かけをしています。

経管栄養の患者さんに食事といい接したら、口から食べられないのに何が食事だ!と立腹されてしまいました。それ以来、栄養と言って対応しています。

■声かけは、患者さんごとに臨機応変に

経口摂取が明らかに無理だと理解できている方には『ごはん』と言います。食べたい意志が強く食事の時間になると『ご飯はまだですか』『ご飯が食べたい』とおっしゃる方には『栄養』と言います。経口摂取は無理なこと、経管栄養のことを受け入れてもらうためにどうすれば良いのか…

患者さんに合わせることが大事なんだと思います。短期的な経管栄養なのか長期的なのかなど、アセスメントして声かけできると良いですよね。

「ご飯」がいい、「栄養」がだめと一概に決められることではないと思います。個別性に合わせた表現ができるのが、看護師としての力量ではないでしょうか。

意思を伝えられる胃ろうの患者さんが、『胃に入ってくると甘い味なのがわかる』と言った時があり、鼻に抜ける匂いを感じるのかな?それから、食事と同じなんだなと思うようになってから、『食事』を使うようになりました。味がいろいろある栄養剤なんかは、『今日はバナナ味ですよ~』と声かけています。

訪問看護師として在宅で看護していますが、やはり「お食事」と言う方が家族の受け入れもいいように思います。栄養と言われたら、家族は冷たい感じを受けてご本人様を物としか扱っていないと感じるようです。

栄養とか、お食事とかちょっと堅苦しい言い方はせず、~さん○○ご飯にしましょうね~って話しかけてます。すると、一部の患者さんは、「いただきます。」「ごちそうさまでした。美味しかったよ~(^^)」って言ってくれます。看護する側が気を使いすぎず、接することも大切だと思うのです。

関連トピック:「 経管栄養の患者様にどう説明しますか?
イラスト・ツヤコ

ラウンジ☆セレクトの新着

編集部セレクションの新着

関連するキーワード

検索