まなび
  • 公開日: 2020/2/5

国試直前の振り返り!必修問題1問1答:潰瘍性大腸炎

[国試]必修問題1問1答

Q. 潰瘍性大腸炎によって生じるのはどれか。 (第107回看護師国家試験より出題)

1.滲出性下痢
2.分泌性下痢
3.脂肪性下痢
4.浸透圧性下痢

答えは…

A.
1.(○)大腸の粘膜より分泌物が増加することと大腸粘膜による水分吸収機能の低下によっておこる下痢である。潰瘍性大腸炎の場合、腸に炎症があり、血液成分や細胞液が出て水分量が増加する。また水分吸収力も低下するため、滲出性下痢となる。
2.(×)細菌性毒素や過剰な消化管ホルモン、胆汁酸などにより、腸粘膜より水・電解質などが分泌されておこる下痢である。
3.(×)脂肪吸収不良による下痢である。慢性膵炎などでみられる。
4.(×)腸内の浸透圧が上がり、腸管内に水分がたまり下痢となる。人工甘味料や電解質、牛乳など摂取物が原因で引き起こる下痢である。

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