まなび
  • 公開日: 2019/10/28
  • 更新日: 2019/10/30

看護師にも多い病気「適応障害」。うつ病とも似ているけど、その違いとは?

適応障害(ストレス性障害)
読み方:てきおうしょうがい(すとれすせいしょうがい)

 

適応障害

特定されたストレスから生じる抑うつ・心配・不安・無力感などで日常生活を送ることが難しくなる。過度な飲酒、粗暴行為、無断欠勤、遅刻など行動面の症状がでることも特徴。

原因

多くは職場の人間関係や過重労働など、日常のストレスが原因。死別、移住などストレスフルなライフイベントでも生じる。通常、原因となる出来事から1ヶ月で生じ、6ヶ月を越えないといわれている。

特に人間関係の悪さは強いストレスになりやすい。言い方を変えれば、人間関係さえよければ適正不足や過重労働もチームとしてフォローしあえるので逆に結束は強くなりやすいと言われている。

うつ病との違い

趣味、好きなこと

  1. 適応障害:趣味、好きなことは楽しめる
  2. うつ病:まったく楽しめなくなる

うつ病の場合、精神活動全般が低下してしまうため趣味を楽しむこともできなくなるのが特徴。

睡眠

  1. 適応障害:過眠傾向、夜に不安強くなる
  2. うつ病:不眠傾向、朝が一番つらい

治療

薬物療法、カウンセリングなどもあるが、発症の原因から離れること(異動、退職するなど)で治ることがほとんど。

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