まなび
  • 公開日: 2019/8/21
  • 更新日: 2019/10/11

うつの人が陥りやすい思考パターン。だけど、意外と陥りやすい!「過度の一般化」とは?

過度の一般化
読み方:かどのいっぱんか

イラスト・dosankotsukushi

過度の一般化とは

自分の個別的な経験を、一般的な事例や法則へと置き換えてしまう事。

簡単に説明すると、一度の失敗でこれからもずっと失敗するものだと思い、一度の成功で他のことも全部成功するものと思ってしまう。かつ、そう固く信じ疑わないこと。

例1

  • 昨日、電車に乗り遅れて大事な会議遅れた
  • 一昨日は財布を落とした
  • さっき彼にフラれた
  • →「きっとこれから一生、不幸が続くんだ」

    実際には、不運が続くことはあっても、それが一生続くかどうかは誰にも分からない。

     

    例2

  • スズメは飛べる
  • カラスも飛べる
  • ハトも飛べる
  • →つまりすべての鳥類は飛べる

    極端な例だが、これも過度の一般科といえる。(ニワトリ、ダチョウ、ペンギンは飛べない鳥類)

     

    過度の一般化を悪用

    「みんながあなたのこと言ってる」とネガティブな場面で使う人がいる。大抵、マウントをとるようなものなので、具体的に「誰が?」「いつ?」「どんな場面で言っていたのか?」をひとつずつ詰めて聞くと大抵しどろもどろになる。

    その他

    フラれる、試験に落ちる、不幸に見舞われた直後など、強いストレスにさらされた時は誰でも「過度の一般化」に陥りやすい傾向がある。しかし時間が経ち、冷静になるとただの思い込みだったことが分かる。

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