血清カリウム(K)
読み方:けっせいかりうむ(けー)
読み方:けっせいかりうむ(けー)
血清カリウム(K)とは?
血清中に含まれているカリウムのこと。
そもそも血清とは
血液から血球(赤血球・白血球など)を取り除き血漿にする。さらにそこから血液凝固因子(フィブリノゲンなど)が減少させたもの。黄色味を帯びている。つまり血清カリウムとは、そこに含まれているカリウムのこと。
どんな検査に用いられる?
おもに生化学検査、免疫検査に用いられ、腎臓や筋肉、神経の状態を知ることができる。
基準値と異常値
健康な人では血清カリウムの値は5(mEq/L)内外に保たれています。
「高い」と何を疑う?
腎不全やアジソン病、代謝性アシドーシスなどの可能性がある。熱傷で高い数値になることも。また、採血の手技などにより溶血を起こすとカリウム値は上昇するため注意が必要。
「低い」と何を疑う?
原発性アルドステロン症やクッシング症候群の可能性がある。低栄養や利尿剤投与でも値が低くなることも。 ちなみに、低カリウム時にジギタリス製剤を使用すると中毒になりやすい。
不整脈の時、血清カリウムは低い?高い?
カリウム値は、高すぎても低すぎても不整脈の原因となるため注意が必要。