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医療安全の面から点滴終了したら、ボトルに針を刺したり、手に持ったままに処理しないなどといわれるようになっています。
ただ、うちの病院では「針を抜いたものを膿盆に白のビニール(いわゆるスーパー袋の小さめのもの)を敷いてその中に入れて口を縛って針箱(ハザードボックス)に入れろっていうんです。
でも、袋が白であること、ビニールの中で翼状針などは動いてしまうことなどから、口をしめるときにもしかして針刺ししないかと疑問です。持ち運びが可能な針箱を持って行ってすぐに針が捨てられたらいいのではないかと思うのですが…
皆さんのところではどのような処理の仕方していますか?
抜針後、針はどう捨てる?
■ビニール袋はありえない!
セーフティー機能がないのにビニールは、危険だと思います!今までトラブルないのが不思議なくらいです。
DMの患者様にでもインスリンの針は瓶にいれてと説明をするくらいなのに、ビニール袋はないかなと。びっくりしました。感染対策・医療安全をどのくらい重要視されているのかとか、リスクマネージャーとかいないのか?
ビニールに入れるということは、針刺しをするリスクを上げ、ゴミ処理のコストを上げ、手順を増やすことで手間を増やすだけです。二害も、三害もあって一利もない、わざわざ自分達で自分の首をしめてるとしか思えません。
白いビニール袋って?感染ゴミの間違いじゃ無いのでしょうか?危ないからって、そんなの使わないで膿盆の隅に寄せて針を先に処分するとかしたらどうですか。
■抜針後の処理は?安全針を使用する場合
安全針と言えども収納し忘れたら針はむき出しのままなので、小さいハザードボックスは処置の時にすぐ廃棄できるように持って行きます。
翼状針はカバー付きですので、抜いたら直ぐにカバーが出来るようになっています。ですから、何らかのトラブルでボックスを持参していなくても針刺しのリスクは低いです。
安全器材の針を使っています。抜針と同時に針が収納されるので、抜針時の針刺しはありません。
■抜針後の処理は?安全針以外を使用する場合
針捨て用の携帯用のハザードボックスの携帯は必須です。
携行ハザードBOXのサイズは2種類を使い分けています。
留置針や真空採血針のように針だけの時はsizeの小さい方、翼状針のようにライン付きのものは大きな方。抜針した留置針で、先端に血液が付着している場合は、延長チューブから先端までを大きなBOXにその場で破棄します。露出したまま持ち歩くことはありません。
基本的に針捨てBOXをベッドサイドへ携帯し、抜針後はすぐにそこに入れます。
サーフローは抜針後、針の部分のみ取り外して針捨てBOXへ。輸液ラインはビニール袋へ入れてナースステーションへ持ち帰り、その後ステーション内の大きめの針捨てBOXへ入れます。
■医療安全のルール・マニュアルでは…?
針を扱う際は必ずお針箱を準備することと院内の規定で決まっていますので、お針箱を携帯します。
医療廃棄物の分別はさることながら、留置針を留置する時、抜去した時の針(留置針外筒)の扱いも決まっています。箱単位、袋単位、重量で費用がかかるので、分別にはうるさいくらいです。抜いた針をボトルに刺すという発想は今時意外でした。
普通はボックスを持って行く規則になっています。もしも忘れたら、看護長から注意されます。
一般ゴミと医療ゴミは分けてありますか?医療ゴミでも、血液の付いた物と付いてない物、鋭利な物と分けます。
■コストの問題はあれど…
安全針はおそらく値段が高いのでしょう。でも、患者や職員が針刺し事故を起こし、その後の処置にかかる費用を考えたら、安全針を適切に使いまた即処理できるように環境を整えたほうが安いと思います。
自分たちの安全を守るためなので、スタッフの共有と使用の厳守は必要です。安全確保の為のコストはケチらないようにして欲しいですよね。
スーパーの袋に入れろだなんて誰が言っているのですか?もし病院全体としてや管理職のNsなのであれば、それはスタッフの命よりコストつまりお金が大事ということですよね。…と看護部にそのまま訴えてもよいと思います。
医療安全に言ってもだめなら、自分だけは自分の考えを貫き通し、ビニールの使用をやめるか、退職か…厚労省にでもうったえますか…
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