強迫性緩慢
読み方:きょうはくせいかんまん
強迫性緩慢とは
さまざまな確認を頭の中で行い続けるため、動作が緩慢または身体の動きが止まってしまったように見える。強迫性障害の症状のひとつ。 ひとつの行動を実行に移そうとすると、その行動の段取りを頭の中で繰り返すため、物事が進まなくなる。 洗面、食事、入浴など日常生活すべての行動ひとつひとつに「本当にこれでいいのか?」と細かい確認をするため時間がかかる。10代で発症することが多い。 同じ大根でも「どれを買えばいいのか?」「ちゃんと質問に答えるにはどう言えばよいか?」となるのため、「行動=細かい確認」になり疲れ果て、動くことをやめ、寝てばかりいることもある。セルフヘルプグループの体験談
発症した頃の話
私は強迫性緩慢です。小学生の頃から、字の書き順を間違えていないかと何度も直すことがありました。 高校受験ぐらいから、朝の支度に時間がかかるようになり遅刻するようになりました。高校になるとそれが悪化して遅刻が重なり、結局単位不足で高2のときに退学しました。 退学した後も友達とは遊んでいたいのですが、みんなが大学に入ってから遊ぶ回数も減り、その頃から引きこもって病的になりました。トイレでは
まず便を最後まで出し切らないと気が済まないのです。最長で24時間便座に座り続けたせいで、便座ヒーターで低音ヤケドしたうえに痔になりました。 便を出そうと力みすぎて、意識を失ったこともあります。おかげで痔までなってしまい、友達には「痔主(じぬし)」ってからかわれました。食事にも影響
食事中も何か気になることが頭に浮かぶと、箸を持ったままの姿勢で動きが止まり…この続き(検査・治療方法)は会員登録をすると見ることができます。
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