こんにちは!仲本りさです。
ミャンマーでの海外医療ボランティア3日目。
そろそろここの生活に慣れてくる頃かと思っていましたが、実はそんなことはなく…
時差ボケや食べ物の違い、到着初日からの緊張もあったせいか、私はひどい頭痛と下痢に悩まされていました…(笑)
渡航前に「ボランティアの基本は自己完結」と学び、体調管理にはとても気をつけていたつもりでしたが、お腹を壊してしまい少々つらい3日目の始まりです…
今日私たちが行ったのは、まず医療物品倉庫の掃除でした。
医療機材や物品は、現地で調達したものと日本から寄付されたもの。
倉庫には、日本から寄付されたものの電源プラグが合わず、使用できない心電図モニターが埃をかぶっていました。
ミャンマーではゴミ処理の整備があまり整っておらず、医療機器の廃棄はおろか、可燃ゴミやペットボトルが川に捨てられている状況です。
そのため、日本から高性能の機材を持ってきても、現地で使用できなかったときに捨てる方法がないことも、問題のひとつのようでした。
毎日病院から出るゴミには、血液や体液がついた感染性のものや、鋭利な針やメスなどの危険物もあります。
ワッチェ慈善病院では、ゴミを集めたあと、“宿舎の裏に穴を掘って、そこで焼却する”という方法で、生活廃棄物・医療廃棄物による環境汚染を防ぐ努力をしているとのことでした。
午後からは患者さんの創処置を行いました。
ミャンマーの患者さんは、皮下に膿瘍ができてしまった人や陰嚢水腫、先天性の奇形、やけど(直炊きの文化なので、子供の高さに火がある状況が多く、やけどで皮膚がくっついてしまったけれど当時は病院に行けず、そのまま成長した子どもなど…)日本ではあまり馴染みのない疾患ばかり。
治療に関わる管理面でも、さまざまな違いがありました。
術後の傷の経過が良くない患者さんに、「シャワーはまだ入らないようにしてくださいね。」と説明する看護師のカマダさん。
創感染予防の第一はシャワーで洗浄と学んできたので、不思議に思っていると「ここのシャワーは川の水だからね。」とのこと。
水道水自体が浄水ではないのですね。
ゴミ処理のことといい、インフラは人々の健康に大きく影響し、いかに重要であるかわかりました。
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