まなび
  • 公開日: 2019/1/8
  • 更新日: 2019/7/16

スピリチュアルってどんな意味?その痛み(ペイン)って何?スピリチュアルペインとは

スピリチュアルペイン
読み方:すぴりちゅあるぺいん

スピリチュアルペインとは

死を目の前にした終末期の患者が感じる、自己の存在と意味の消滅(生の無意味、無価値、空虚など)から生じる苦痛のこと。スピリチュアルとは「霊的な・魂の」、ペインは「痛み」を意味し「魂の痛み」「霊的苦痛」とも表現することもある。  

例として

「こんなことしても仕方ない」 「早く楽にして欲しい」 「私の人生はなんだったんだ」 「これから私はどうなる?」 など   このスピリチュアルペインに対して行われるケアを、スピリチュアルケアと言う。具体的には
  • ■患者の思い・希望を聞き、認め,支える
  • ■ただ、そばにいる
  • ■お互いの死生観・人生観・宗教観について話し合う
など、基本的な看護ケア。 スピリチュアルペインの緩和は患者の身体的苦痛の軽減にも繋がるとも言われており、重要なケアの1つだが定義や認識が薄いために捉えにくいのが現状。看護師の人生観や死生観が求められ、常にスピリチュアルペインをキャッチするために継続的に係わる必要がある。

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