編集部セレクション
  • 公開日: 2019/10/27
  • 更新日: 2020/1/14

急性期病院なのに仕事はオムツ交換ばかりでつらいです。

「ラウンジ☆セレクト」は「ラウンジ」で盛り上がった話題と、そこに寄せられたみなさんのご意見を紹介しています。

 今回のトピック 

私の病棟はオムツ交換ばかりです。一応急性期の病棟なのに高齢者ばかりで、満床で、入れ替わりもほとんどありません。

大事なのは分かりますが、毎日オムツ交換ばかりで嫌になります。
新しく来たスタッフにこんなオムツ交換はしたことがない。数十年分をゆうに超えると言われました。友達に話を聞いてもオムツ交換なんてしたことないと。

毎日オムツオムツで私は何してるんだろうという気持ちになります。
みなさんの病院はオムツ交換ってどのような感じでしょうか?

 

これって看護師の業務?

■皆さんの職場はオムツ交換どうですか?

療養病床ですが、オムツ着用率がほぼ10割です。 交換の時間は、10時14時19時6時の4回と、その他、便が出たり、尿量が多い患者は適宜交換してます。

3交代だけど1勤務2~3回くらいは交換してた。 おむつ交換に追われて他のことができない感じでした。

私の前職場も、ナースがオムツ交換してました。 看護助手もしてましたけど、ゴミ捨てや掃除などが多いので、ほぼナースがオムツやってました。

療養型でも看護師もオムツ交換するとこや、介護員とか看護助手がオムツ交換するとことかあります。

大学病院は、ハイケアの患者さんしかオムツしてなかったので、その部屋に当たらないとオムツ交換はなかったですね。

うちは老健なので、オムツ交換はありますが、ケアワーカーさんが主にまわってくれています。

■オムツ交換は貴重な時間

人の体調を知るうえで重要な情報源なので大切な行為だと思います。

患者の便や尿の性状が確かめられる貴重な時間。

臀部や陰部のただれや、仙骨やちょうこつの発赤の有無、デク発生を未然に防ぐための大切な情報収集ができます。

オムツ交換の回数が多いことは、手厚い看護をしている所。 体位変換もきちんとしているはず、看護の質が高いと思われます。

オムツ交換を軽く見てはいけません。

■オムツ交換がない病院なんてある…?

オムツ交換なんてしたことがないと言ってるその友達が、いったいどんなところで働いているんだろう?と思いました。

オムツ交換のない病院のほうが珍しい

訪問看護ステーション勤務の時も施設勤務の時も回数としては少なかったですが、出来ない看護師は利用者さん宅から拒否されたりクレームが来たり、介護スタッフからは呆れられていました。

これから先、団塊の世代が後期高齢者になると、オムツ使用が増えるんじゃないでしょうか? 病院勤務でオムツ交換は避けて通れないと思います。

高齢者医療の現状。 高齢者や認知症を扱う病棟ではどこも同じような状況だと思います。

業務の一部だと思っています。 でもそれで腰壊したりするのも事実…

「綺麗な仕事ではないから、いわゆる人の下の世話をするようなことは当たり前で汚いことが嫌ならこの仕事を選んではいけないよ」この言葉をきいていたのでそれほど気持ち的な負担にはなっていません。

■患者さんの気持ち

オムツ交換ばっかりして…っていう思いもわかりますが、相手の気持ちも考えてみてください。

「オムツ交換なんて私の仕事じゃない」という感じがものすごく伝わります。

嫌々オムツ交換をされる患者さんがかわいそう。

私がそうなったとき、おむつ交換にしてもトイレ介助してくれる人にしてもやっぱり嫌々されるのは嫌だなぁ

■オムツ交換、結構好きです!

キレイに排泄物を拭きキチっとオムツを合わせ、シャツや病衣をピシッと伸ばし体位を整える人を見ると良いね〜と思います。

慢性期ですが、100%オムツです。 でも、導尿や浣腸、摘便をしなければ排泄できない方々ばかり。オムツを開けたとき、排泄があったときなどは喜びすら感じます

嫌になる理由が分かりません。

オムツ交換は時間もかかるし腰も痛いし、大変ですが、患者の状態や活気の変化、なによりも患者さんとのふれあいが持てる時間

自分はオムツ交換の時間は案外嫌いじゃないですよ。

関連トピック:「 オムツ交換
イラスト・なしま

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