編集部セレクション
  • 公開日: 2018/8/10
  • 更新日: 2019/7/8

40歳の新人が急性期を目指すのは無謀?

40歳、地元の医療機関で介護士をしながら看護学生をしております。
勤めている職場は、急性期の病院ではあるのですが、規模が小さく新人教育プログラムがないため、上司の勧めもあり、地元の国立病院機構を受験することにしました。
説明会では「あなたのような社会人経験のある方に入ってもらいたい。年齢のことは気にしないで。」と言っていただいたので、不安はありましたが受験しました。
ところが、いざ面接では「あなたの年齢から急性期は、かなり厳しい。今働いてるところに残ればいいじゃないか。」と一刀両断され、自分をアピールする間も与えてもらえず、面接を終えてしまいました。やはり、不採用となりました。
周りの受験者に確認したところ、どうやら、私だけが不採用とのことでした。

それもショックでしたが、それよりも、不採用通知が届いたその日に、採用人数の不足による追加募集の案内が出されていました。しかも、年齢問わず、どなたでもお待ちしている、のような内容で。
やはり、私のような年齢から、急性期の看護を希望するのは無理なのでしょうか。

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40歳の新人が急性期を目指すのは無謀?

■経験者は語る!

40過ぎて免許を取得した者です。正直、救急搬送が多く来る病院の急性期では、かなりキツイと思いますよ。体力はあっても、沢山の事を一気にこなすだけの、肝心な機転も利かなくなるし、記憶力が衰えているので、スピードについていくのは、大変だと思います。
若い方々より、勉強ができるから、急性期から勉強したいと思う方も多いのですが、現実では難しいです。

受験時は29(採用時は30)でした。勉強したいため急性期の国立病院をダメ元で受けました。受かり、実際働いてみると覚えるや勉強することが多々あり、新人で超勤申請は取れずタダ働きは当たり前。家には寝に帰るだけの状況でハードです。

長いクリニック経験のあと、36歳でどうしても急性期を学びたくてHCUで少しだけ勤務しました。やる気は誰よりも負けない気持ちでしたが、体力的なものや毎日新しい知識を覚えることに追いつかなくなり退職してしまいました。

私も介護士から社会人入試で看護学校を受験し、39歳で資格を得ました。急性期の病院を選び入職しました。
結果、大丈夫でした。はじめの一年は、不安や緊張の毎日で、気が休めた日がないほどでした。でも、年下の同期や先輩に励まされ乗り越えることができましたよ。

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