ハーブ・アロマケア実践編の第1弾は、看護師のみなさんにも多い「ストレス」がテーマです。慢性的なストレスは心身の健康、人生の質、また仕事においてもさまざまな影響を与える可能性があります。
看護師のストレス状況
私たちは普段、少なからずストレスを感じながら生活をしています。しかし過度なストレス受け続けると、心身に有害な影響を及ぼして病気を引き起こすこともあります。特に看護師は肉体的な負担に加え、精神的な重圧や人間関係など多くのストレス要因があると思います。
ストレスへの対処がうまくいかなければ心身への影響だけでなく、バーンアウトや離職、また看護ケアの質の低下など社会的な問題にもつながりかねません。職場でのメンタルヘルス対策も重要ですが、まずは自分自身で心の健康を維持し、生き生きと仕事をするために日々のストレスケアを大切にしましょう。
ストレスの緩和に働くハーブ&アロマ
ハーブ・アロマには、ストレス緩和に役立つものがあります。まずハーブティーとしておすすめなのが、ジャーマンカモミール。世界中で最も使われる基本ハーブで、カモミールに含まれるフラボノイドは、イライラや緊張を和らげてくれる働きがあり、優しい香りもリラックスを誘います。
メンタルケアに役立つ3大ハーブとして、セントジョーンズワート、パッションフワラー、バレリアンがあり、欧米では医薬品として病院で処方されることがあります。また、セントジョーンズワートとバレリアンは薬との相互作用があるため、服薬中の方は使用前に必ず医師に相談しましょう。ハーブティとして使用する場合は、一般的に安全と考えられていますが、サプリメントで使用する場合は、使用方法を確認して安全に活用しましょう。
アロマ(精油)では、ラベンダーやローズ、ネロリなど華やかなお花の香りが心身をリラックスさせてくれるでしょう。またペパーミントや薄荷に含むℓ‐メントールは、リフレッシュしたいときに。清涼感のあるすっきりとした香りを楽しめます。
次ページでは:「ストレスケアに役立つハーブとアロマ」をいくつかご紹介します。