アンケート
  • 公開日: 2015/6/18
  • 更新日: 2018/12/13

少ない言葉の中で表現する美しさ 「小倉百人一首」

「原色 小倉百人一首-古典短歌の精髄をカラーで再現」 


「原色 小倉百人一首-古典短歌の精髄をカラーで再現」

オススメ著者

鈴木 日出男

オススメポイント・エピソード

言わずもがな百人一首は和歌を集めた歌集です。
和歌は小説とは異なり、五・七・五・七・七のたった31文字で恋心やものの哀れさ、心の無情など人の心情や情景を写し出します。和歌の素晴らしいところはそこにあります。限られた短い言葉のなかに込められた真意を感じること、あるいは現代語訳例に流されずに自分なりの心意(あるいは深意)を考え・感じ、思いをはせてみることなど、とても深く楽しめると思います。

入院生活は退屈でつまらないことも往々にしてあると思います。そんな時、短いながらも趣深く味わいのある和歌に触れてみると、普段目にする本とは一線を画す発見があることと思います。普段ゆっくりじっくり感じることのない和歌の世界は豊かな時間をもたらしてくれると思います。

特にこの本はフルカラーで分かりやすい解説付き。付属のCDも付いているので、耳でも楽しめます。
古典文学に興味がある人には是非オススメの一冊です。

●執筆● マリンさん
大学病院で6年間勤務後、認定心理士資格取得のため退職し現在は大学生。
このエッセイは 「ナースエッセイ」 にご応募いただいたものです。
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