エッセイ

ナースのちょっとイイ話

孤独だった私を癒してくれた、大事な家族

2015/1/27

テーマ:私を支えてくれる家族

チビ猫、Pとの出会い

12-041L

一人、孤独だった新人時代

看護師として働き始めたころ、私には家族が居ませんでした。
友人はいましたが、どうしても他人に心を開くことが出来ず、色々な思いを独りで抱えていました。
人前では明るい私の孤独に気付く人は誰もおらず、また、気付かれたりその様に見られるのも嫌でした。
それなので、私はついに体を壊してしまいました。

療養生活の中、出会った野良猫

暫く療養生活を強いられましたが、その時に出会ったのが野良猫の“P”です。
散歩やお買いものの道すがらベンチで休んでいると、“P”が寄ってきて、だんだんと親しくなって行きました。良く見ていると、Pは私以外の人には寄って行かないんです。出会って2-3ヶ月程で家に遊びに来るようになり、半年程で家に住むようになって居ましたので、手続きをして家猫に迎えました。
程なく仕事復帰も果たしました。

Pとともに過ごす日々の中で

Pは私が帰宅すると、ちゃんと家で出迎えてくれて、私の後を離れません。一緒に食卓を囲んで、まるで私の話を聴いてくれようとしている様子をします。夜もベッドで共に眠ります。
猫つながりで、職場や近隣の友人が出来ました。以前とは違って、何故か素直に人と向き合えます。
Pのお蔭で、仕事や人生にまで前向きに取り組めるようになりました。

Pに恩返しを

Pはチビ猫だったのに、3年経たずに亡くなってしまいました。
暫くはショックで食事も出来ませんでしたが、Pを通じて出来た友人達に支えられて、Pが私に与えてくれた様に、私も患者さんや友人を通してPに恩返しをしています。

●執筆●Lupin さん
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