• 公開日: 2014/1/25
  • 更新日: 2020/3/26

【連載】看護師 国家試験対策・過去問

【疾病】副甲状腺ホルモンの分泌を低下させるのはどれか。

【疾病】副甲状腺ホルモンの分泌を低下させるのはどれか。

1.慢性腎不全

2.ヨード欠乏症

3.吸収不良症候群

4.悪性腫瘍の骨転移

―――以下解答―――













(解答)4

<解説>

1.(×)慢性腎不全ではビタミンDが不足し、カルシウムの吸収が阻害されるので、副甲状腺機能が亢進し、骨の破壊(骨吸収)が促進される。

2.(×)ヨードが欠乏すると、甲状腺ホルモンの分泌が低下する。

3.(×)吸収不良症候群では、カルシウムの吸収が不足するが、副甲状腺機能が亢進し、骨破壊(骨吸収)によってカルシウムを調達しようとする。

4.(○)悪性腫瘍にの骨転移によって骨が破壊され、血中カルシウムの量が増加すると、副甲状腺ホルモンの分泌量は減少する。

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