「閉鎖病棟」
著者名/出版社名
帚木蓬生/新潮文庫
あらすじ
九州のある精神病棟で、辛く苦しい過去を背負いながらも明るく懸命に生きようとする患者達。しかしそんな中で殺人事件が起きてしまう。犯人は一体…?
オススメポイント・エピソード
この本を読んだのは夏休みの課題だった。
看護学校3年生の時、精神科実習に行く前に《閉鎖病棟》という本を読むようにとの課題が出て、それで購入して読んだのがはじまり。文学少女なわけでもなく、むしろ活字が苦手で小説なんて全く読まなかったが、課題で読んだ《閉鎖病棟》は、小説が苦手な私でも読みやすくそんなに時間も掛からずに読んだ記憶がある。
この本は精神科特有の雰囲気がリアルに伝わってきます。個性的な患者さん達の描写も分かりやすくイメージしやすい。作者が現役の精神科医というところもポイントです。