「深夜特急〈3〉インド・ネパール 」
著者名/出版社名
沢木耕太郎/新潮文庫
あらすじ
若き日の作者が、ひょんなことから バスで大陸横断することになる。
旅先で出会う人々の優しさ、異文化の紹介、様々なトラブルに見舞われながらも、ゴールに向かいます。
淡々と旅を綴ってますが、そこはさすが、沢木耕太郎氏。書かれてある情景が目に浮かび、読者も旅した気分に浸れるかも?しれません。
オススメポイント・エピソード
二十歳の時に読んで、インドに恋焦がれました。
若かったからか、作者と同じような旅をしたい、と思いましたが 叶わず。
結婚、出産、離婚を経て ボロボロに疲れはてていた25歳で読み返し、
不幸だと思っていた当時の自分が恥ずかしくなり、
同時に世界中で差別や貧困に苦しむ人々に役立つことをしたい、と切に願いました。
特に、インドの路上で出会った少女と、作者との場面が印象的です。
読む人によって、感銘を受けるところはバラバラだと思いますが、それも又良し。