「時の輝き」
著者名/出版社名
折原みと/講談社文庫
あらすじ
ある少女の恋愛、彼の闘病生活を通じて看護師を目指していくまでのSTORY。
オススメポイント・エピソード
出会いと恋、闘病生活と生命の葛藤を通じて主人公らが成長していく。
また、その出会いと別れ、経験を通じて将来を意識し目標を見出すさまに惹かれました。
あくまでも「少女向け恋愛小説」なので当たり障りなく書かれていますが、生命を題材にしたのは良い。
闘病を通して共に成長する生き様や姿勢には感化されるものがありましたね。
30代後半もしくは40代くらいの現役ナースであれば読んだことがある小説かも知れません。
十数年~20年ほど前に大ヒットした記憶があります。あまりにも古い小説ですが、個人的にも感化。
大ブーム全盛期が高校生、高2の夏、「看護体験」的な1日職業体験で身障者施設に出向いたことで
体験した記憶や思い・感慨とともにナースキャップが似合っているという褒め言葉で180度の進路転換、それまでは世界史や日本古代史が大好きで、将来的には考古学を目指そうと思っていたのですが・・・。
でも看護師になって十数年、職場が苦痛で辞したことはあれどナースは天職だと思ってます。