【小児】Aちゃん(5歳、男児)は、両親と2歳の妹と4人で暮らしている。Aちゃんは、1歳の時にてんかんと診断され、抗てんかん薬を服用していた。数日前から、失禁を伴う意識消失発作がみられるようになったため、検査と治療の目的で入院した。母親によると、抗てんかん薬を飲ませるのを忘れてしまうことがあったという。Aちゃんは、幼稚園に通っており、外で遊んだり絵本を見たりすることが好きである。知的発達の遅れはみられない。Aちゃんは、入院後、突然意識が消失して動作が止まる10秒程度の発作が1日に数回みられているが、その他は元気に過ごしている。入院後2日。Aちゃんは、午後1時から脳波検査の予定である。看護師は、Aちゃんが自然入眠して脳波検査が行えるよう計画していた。Aちゃんは、午前5時に自然に覚醒した。
Aちゃんへの看護師の対応で適切なのはどれか。
1.再度眠らせ、朝食時に起床を促す。
2.再度眠らせ、自然に覚醒するまで寝かせておく。
3.そのまま覚醒させ、眠くなったら寝て良いと伝える。
4.そのまま覚醒させ、午前中は眠らないよう働きかける。
―――以下解答―――
(解答)4
<解説>
1.(×)自然に覚醒したのを再度眠らせるのは難しい。
2.(×)自然に覚醒したのを再度眠らせるのは難しい。
3.(×)眠るタイミングを検査時間に調整できるとよい。
4.(○)そのまま覚醒させ、午前中は眠らないよう働きかける。