【小児】在胎30週2日、1,580gで出生した児。出生後、NICUに搬入された。搬入時の体温36.6℃。呼吸数48/分。心拍数118/分。先天的な異常は認められず、シングルウォールの保育器に収容されることとなった。
NICUにおけるこの児の受け入れ準備で適切なのはどれか。
1.酸素テントを用意する。
2.児専用の聴診器を用意する。
3.保育器内の湿度は30%程度とする。
4.保育器内の温度はあらかじめ30℃前後に温めておく。
―――以下解答―――
(解答)2
<解説>
1(×)保育器に収容するため、酸素テントは必要ない。
2(○)児は早産児、低出生体重児であり、感染予防のため個人聴診器を使用する。
3(×)児は30週で出生している早産児であり、湿度は50%に設定しておく。
4(×)児は30週で出生している早産児であり、保育器内の温度は子宮内と同様37度前後に設定しておく。