【小児】在胎33週4日で出生した低出生体重児。正期産の成熟児との比較で誤っているのはどれか。
1.吐乳しやすい。
2.皮下脂肪が少ない。
3.多呼吸を起こしやすい。
4.体重あたりの体表面積が小さい。
―――以下解答―――
(解答)4
<解説>
1(×)在胎34週以降であれば、経口哺乳が可能になるが、嚥下、吸啜機能が未熟なため吐乳しやすい。
2(×)早産、低出生体重による未熟性のため、皮下脂肪は少ない。
3(×)サーファクタントの産生は妊娠22~24週で開始するが、妊娠34週以前ではその産出量が不十分なため、サーファクタント欠乏による多呼吸が考えられる。
4(○)体重と比較て体表面積が大きいため、熱の喪失が大きい。