【老年】Aさん(78歳、女性)は心筋梗塞の再発作で入院した。治療経過は順調であるが、日常における行動範囲が拡大しない。Aさんは「心臓に負担がかかるから休んでいたい」と言う。
Aさんへの言葉かけで適切なのはどれか。
「それでは、休みましょう」
「息が上がる程度に動きましょう」
「不整脈があっても大丈夫ですよ」
「負担がかかると思うのはどんなときですか」
―――以下解答―――
(解答)4
<解説>
1.(×)行動範囲を拡大させる働きかけにならない。
2.(×)「息が上がる程度」は心臓にとって負担が大きい。また、Aさんの不安を強めてしまう危険性がある。
3.(×)不整脈は、心臓に負担がかかっていることを示す兆候であり、程度によっては運動を中止しなければならない。
4.(○)Aさんの不安である「心臓への負担」の内容について、まずAさんからよく聞き、確認する必要がある。