【成人】Aさん(55歳、男性)、会社員。野球が趣味で、野球チームに所属し毎週日曜日に試合や練習を行っている。7月のある日曜日、気温32℃、湿度86%。Aさんは野球の試合で守備についていたとき、急激な下肢の痛みが出現し倒れこんだ。入院後2日、Aさんは回復し退院することになった。Aさんは「暑かったから。試合中は水分を摂るようにしていたのに、なぜ熱中症になったのだろう」と病棟看護師に尋ねた。
病棟看護師のAさんへの説明で適切なのはどれか。
1.「下肢の痛みが原因です」
2.「湿度の高さも関係します」
3.「糖分の不足も関係します」
4.「野球はやめた方が良いです」
―――以下解答―――
(解答)2
<解説>
1.(×)下肢の痛みの原因は、電解質の喪失による筋肉のけいれんである。
2.(○)湿度の高さによって発汗が障害され、体温が上昇してしまう。
3.(×)水分や電解質の不足が関係する。
4.(×)体調管理や水分補給、適度な休憩を交えながら野球を楽しめばよい。