• 公開日: 2014/1/26
  • 更新日: 2020/3/26

【連載】看護師 国家試験対策・過去問

2011年度(第100回)看護師国家試験 過去問題 午後問題54

【成人】Aさん(48歳、女性)は、子宮頸癌の手術を受けた。その後、リンパ節再発と腰椎への転移が発見され、放射線治療を受けた。現在は外来で抗癌化学療法を受けている。癌性疼痛に対しては、硫酸モルヒネ徐放錠を内服している。Aさんへの外来看護師の対応で適切なのはどれか。

1.「吐き気がしても我慢してください」

2.「毎日、1時間のウォーキングをしましょう」

3.「家族に症状を訴えても心配をかけるだけです」

4.「便秘で痛みが強くなるようなら、緩下剤で調節してください」















―――以下解答―――

(解答)4  

<解説>

1.(×)吐き気などの症状は、薬物やケアで緩和する必要がある。

2.(×)腰椎への骨転移があるため、1時間のウォーキングは困難と判断する。

3.(×)症状を表出して、解決につなげることが大切である。

4.(○)モルヒネ使用中は弛緩性便秘が高率で起こる。便秘で痛みが強くなるようなら、緩下剤も検討する。

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