【成人】出血性ショックになる危険性が最も高いのはどれか。
1.頸椎骨折
2.肋骨骨折
3.腰椎圧迫骨折
4.骨盤骨折
―――以下解答―――
(解答)4
<解説>
1.(×)頸椎骨折では、頸髄損傷を起こしやすい。頸髄損傷の場合は、神経原性ショックといい、感覚神経・運動神経・自律神経が機能不全に陥る。自律神経の機能不全はショック症状を引き起こす。
2.(×)肋骨骨折の場合は、骨折片が肺を損傷する危険性がある。
3.(×)腰椎圧迫骨折では激しい腰痛が出現するが、出血性ショックはみられない。
4.(○)骨盤骨折では骨盤静脈や仙骨静脈の損傷が原因で、出血性ショックに陥る危険性が高い。