【成人】53歳の男性。営業職の会社員。喉頭癌の診断を受けた。医師から、声帯への浸潤と両側の頸部リンパ節転移とがあり、治療法として喉頭全摘術、放射線照射および化学療法があることが説明された。翌週、妻と再度受診し治療方針を決めることとなった。その後患者は手術に同意し、喉頭全摘術と頸部リンパ節郭清術とが行われた。
手術後の集中治療室での体位と頸部の固定法で適切なのはどれか。
1.仰臥位で頸部をまっすぐにする
2.仰臥位で頸部を前屈位にする
3.側臥位で頸部を後屈位にする
4.腹臥位で頸部を横向きに回旋する
―――以下解答―――
(解答)1
<解説>
喉頭全摘出術後は頸部の創の安静をはかるため、頭頸部を固定し、頸部の運動を制限する必要がある。