• 公開日: 2014/1/28
  • 更新日: 2020/3/26

【連載】看護師 国家試験対策・過去問

2010年度(第99回)看護師国家試験 過去問題 午後39

【成人】50歳の男性。事務職。飲酒は缶ビールを350ml/日。特定健康審査でLDLコレステロール156mg/dl、HDLコレステロール35mg/dl、中性脂肪200mg/dl。他の検査項目に異常はない。 食事指導で適切なのはどれか。

1.飲酒の禁止

2.食物繊維摂取の推奨

3.動物性脂肪摂取の推奨

4.植物性蛋白質摂取の制限















―――以下解答―――

(解答)2  

<解説>

1.(×)アルコールはエネルギー源として燃焼されやすいため残された糖や脂肪酸が中性脂肪に合成されるので控えたほうがよい。

2.(○)食物繊維は食品中に含まれるコレステロールの吸収を抑え、植物性食品がLDLコレステロールを下げるため、摂取の推奨は指導として適切である。

3.(×)動物性脂肪に含まれる飽和脂肪酸はLDLコレステロールを増やすので摂取の推奨は不適切である。

4.(×)植物性蛋白質の大豆油、ゴマ油などはLDLコレステロールを下げ、オリーブ油、ナタネ油はHDLコレステロールの低下を防ぐので、制限することは不適切である。

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