「きっとうまくいく」
監督/主演俳優
監督:ラージクマール・ヒラーニ 出演:アーミル・カーン、R・マダヴァン
あらすじ
インドに理系の秀才ばかりが集まる、とある大学がある。
その大学で、仲良くなった3人の男たちは、大学生活を楽しく過ごしていた。3人のリーダーともいえる男は、勉強もでき人間的にも面白い人物だが学校で騒ぎを起こすこともあり校長は男を煙たがっていた。
しかし、校長の娘とその男がひょんなことから出会いはじめは男のことが嫌いだった娘も次第に魅了されていく。校長の娘は医師であり、男が起こす騒ぎに巻きこまれたり、自分から巻き込まれたりして人としても医師としても男との関わりを通して成長していく。
おすすめポイント
1年前、学校の友人にすすめられ、みることになった。オープニングは意味がわからなかったけど、みていくにつれ、笑いと感動の中に自分がいるのがわかった。
インド映画ならではの、ダンスは見ていて飽きず魅力的である。主人公をとり囲む人間全てが個性的で魅力あふれる人物で、みていて楽しい。見終わったら、また初めから見直したいと思うほど、一度ではみつけきれないものがこの映画にはある。インドという国が抱える背景も、丁寧に描かれている。映画をみることで、今までの視野が広がる感覚が広がることみたがいなし!
オススメエピソードは、やはり、男が、危険な状態にいる妊婦を知恵をしぼって、安全に出産させたシーンである。医師も看護師もいない場で、テレビ電話でつながる医師の助言をうまく聞きながら対応していく姿は医療に携わる看護師として、尊敬できる。赤ちゃんを安全にうまれてきてもらうことはもちろん、産婦の安全も守れるかという、私の個人的な視点も入りながらワクワクしていた。
このエピソードを選んだもうひとつの理由は、医療従事者がいない、出産に必要な器具もない、さらに出産に立ちあったこともない男が、仲間と協力して目の前にいる産婦を助けるために、課題に立ち向かうことだ。
信頼する仲間と、自分一人では解決しようがない大きな課題に信頼する仲間たちと協力しあい解決していく点で、医療を志す私にとって協力する大切さを改めて実感し印象に残ったエピソードになった。