ストレスフルな職業である看護師。
多くの看護師がカラダ・ココロの悩みを抱えています。
カラダ・ココロにやさしい東洋医学で、悩みを改善してみませんか。
よくある悩みをもとに、簡単にできる改善方法を提案します。
Aさん(20代 女性 病棟勤務)の悩み
仕事で疲れているのに、入眠後3時間前後で覚醒してしまい、そのまま朝を迎えてしまいます。
そのため、頭がボーっとして仕事中にミスをすることが多くなり、いつか大きなミスをしてしまうのではないかと不安です。
さらに、休みの日は課題や研修に追われており、心身を休めることができません。
ぐっすりと眠れるようになりたいですが、睡眠薬を服用することは避けたいです。
Aさんの不眠の原因
仕事と勉強によるオーバーワークよって、カラダ・ココロが休まらず、うまくブレーキをかけられなくなったことが、不眠の原因のようです。
業務負担を軽くしてもらうために、上司に相談してみることも重要ですが、スグに業務が軽くなるとも限りません。
まずは不眠を改善して、カラダ・ココロを休める時間を作ってみませんか。
Aさんに提案したいこと
不眠を改善するためには、大きく2つのアプローチ方法があります。
1つ目は西洋医学、2つ目は東洋医学によるアプローチです。
西洋医学では、精神科や心療内科による薬物療法が行われます。
東洋医学では、「カラダとココロはつながっている」と考え、食事、漢方、ツボ刺激などの手段で、カラダからアプローチしココロを変える方法が行われます。
不眠の場合は、ツボ刺激や※経絡(けいらく)を整えることで改善することがあります。
(※経絡とは・・・気の流れ道のことで、神経の走行とほぼ一致しています。)
Aさんには、2つのツボ刺激を提案します。
不眠に効く2つのツボを紹介
1 耳のマッサージによるツボ刺激
耳にはたくさんのツボがあり、マッサージをすることで、身体の緊張がほぐれ全身の血行をよくすることができます。
また、耳の裏の毛細血管がハッキリと見える場合、ストレスを感じていたり、感情が高ぶっていることがあり、ご自身の状態を測る指標になります。
自分では見づらい部位なので、ご家族やご友人に見てもらうことをおすすめします。
【マッサージ方法】
親指と人差し指で、耳介や耳たぶをもんだり、つまんだり、ひっぱったりします。
1~3分間くらいかけて、まんべんなく行います。
とても手軽な方法なので、業務中にイライラしたり、不安になったり、感情が高ぶったときにも活用できます。
「頭がボーっとしてミスをすることが多くなってきた」という訴えがありますが、そんなときには、頭をスッキリさせる効果も期待できるので、やってみるとよいでしょう。
マッサージをすると、身体がぽかぽかしてくるのがわかるでしょう。寒さを感じるときにもやってみるとよいですね。
2 足裏マッサージ
足裏にもたくさんのツボがあります。
【マッサージ方法】
就寝前に、全体をやさしくマッサージしてみましょう。
さらに、失眠(しつみん)というツボを、息を吐きながら、気持ちいいと感じる強さで押すと効果的です。
![]失眠の位置(かかとのいちばんもりあがっているところ)(https://d9dsub0ijw2ii.cloudfront.net/uploads/image/image/6439/28b7e5b720c0a9c86dc4cc02469ebb591.png)
失眠の位置(かかとのいちばんもりあがっているところ)
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