【在宅】Aさん(66歳、男性)は、脳出血で入院している。病状が安定し、自宅への退院の準備をすることになった。Aさんは、リハビリテーションと介護が必要な状態であるが、妻から「夫のために自宅を改修するので、すぐには自宅で介護できない」と相談があった。Aさんは妻と2人で暮らしている。
退院直後のAさんの生活の場として適切なのはどれか。
1.ケアハウス
2.グループホーム
3.介護老人福祉施設
4.介護老人保健施設
―――以下解答―――
(解答)4
<解説>
1.(×)ケアハウスとは、60才以上の自立した人を対象としているため、Aさんには適応されない。
2.(×)グループホームとは、5~9人程度の軽い認知症の利用者が、少人数のスタッフから最低限の介護を受けながら、共同生活をして自立を目指す施設であり、Aさんには適応されない。
3.(×)介護老人福祉施設とは、常時介護を必要とし、在宅介護が困難な要介護者である。医学的管理は行えないため、Aさんには適用されない。
4.(○)介護老人保健施設とは、病状が安定している要介護者を対象に、自宅での生活復帰を目指して介護や医療・リハビリテーションなどのサービスを提供する施設である。