【在宅】Aさん、70歳女性。72歳の夫と2人暮らしである。脳梗塞の既往と神経痛のため上肢の動きに制限がある。伝い歩きが可能である。数日微熱が続き、肺炎と診断されたため入院したが抗菌薬の治療で軽快し退院した。食事は夫の介助で摂取し、時々むせがみられる。排泄も夫の介助でトイレに行っている。 訪問看護師の初回訪問時のアセスメントで最も優先されるのはどれか。
1.顔色
2.見当識
3.呼吸音
4.排便回数
―――以下解答―――
(解答)3
<解説>
脳血管障害患者の合併症として肺炎の再発予防は重要であり、食物の誤嚥による肺炎予防も重要である。Aさんは肺炎が軽快して退院した直後であること、また、食事で時々むせがみられる現状を考えると呼吸音の観察は最も優先される。