関連記事
■ショックの定義、症状、診断基準と見極め
【入職後がイメージできる!】国試後~入職までに読みたい連載
■スーパープリセプターSAKURA
【疾病】皮膚が温かいショック患者で考えられるのはどれか。
1.心原性ショック
2.出血性ショック
3.神経原性ショック
4.エンドトキシンショック
5.アナフィラキシーショック
―――以下解答―――
(解答)4
<解説>
1.(×)心原性ショックは血液拍出量が急激に減少して起こるので皮膚は冷たい。
2.(×)出血性ショックは大出血の場合に起こり、循環血液量が減少しているので皮膚は冷たい。
3.(×)神経原性ショックは末梢血管弛緩により末梢四肢の皮膚は温かい。
4.(○)エンドトキシンショックは細菌感染による敗血症のとき細菌内毒素であるエンドトキシンが血液中に放出されて起こる。発熱活性を示す耐熱性の毒素であるので皮膚は温かいウォームショックである。
5.(×)アナフィラキシーショックはI型アレルギー反応が全身性に生じ呼吸困難や循環不全に陥る。初期症状としてはウォームショックといえる。