コラム
  • 公開日: 2014/8/22
  • 更新日: 2019/3/1

【連載】ナースの転職知恵袋

公務員看護師になれる!4つの職場

待遇バツグン♪公務員看護師

国公立病院や公的機関で働く看護師、いわゆる「公務員看護師」は、その名の通り、公務員に準じた手厚い待遇・福利厚生を受けられます。 例えば、給与・賞与が安定してもらえる、初年度の有給が20日間、産休・育休を取りやすい…などなど。 年金制度や退職金もしっかり整備されているため、退職後も安定した生活を送ることができます。 ここでは、公務員看護師として働ける主な4つの職場をご紹介します。

公務員看護師の職場4選

国公立病院

公務員看護師の職場、と聞いてすぐに思い浮かぶ、国公立病院。 長く勤めるほど給与がアップ、教育体制が充実しているなど、様々なメリットがあります。 民間病院に比べて規模が大きく、患者数に対して充分な数の看護師・医師が配置されているため、ゆとりある丁寧な看護が実践しやすいという側面もあるようです。

国公立の教育機関

国公立の保育園や小中学校、高校、大学の保健室で働く場合も、公務員に準じた待遇を受けられます。 看護師の主な仕事は、ケガの応急処置や衛生管理、健康相談の対応や事務処理など。 医師が常駐していないため、注射や点滴などの医療行為をすることはほぼありません。 一部の保育園では夜間営業をしているようですが、多くの職場では日勤のみ、土日祝休みのようです。

地域包括支援センター

地域包括支援センターは、高齢者の安全で健康的な暮らしを支援する機関です。 市区町村が運営しているケースと、民間企業が市区町村から委託されて運営しているケースがあり、前者で働く場合、公務員に準ずる待遇を受けられます。 看護師の主な仕事は、介護予防サービス計画作成や、利用者からの相談対応。 医療行為はほぼ行いませんが、利用者からの質問に答えられるだけの医療知識は必要です。 基本的に日勤のみで働け、残業ほぼ無し、土日祝休みと、働きやすい職場と言えます。

市町村の保健センター

保健センターとは、子供の予防接種や健康相談、健康診断などを行う機関です。 看護師より保健師の方が求人数は多いので、両方の資格を持っていれば、採用される可能性も、仕事の幅も広がるでしょう。 看護師の主な仕事には、利用者からの相談対応や、健康診断での採血や血圧測定など。 医療行為が少なからずあるため、注射や採血などの基礎的スキルは必須です。 多くの保健センターは日勤のみ、土日休みで、健診は昼間に行うため、残業も発生しにくいようです。

魅力的に見えて、実はデメリットも?

手厚い福利厚生、職場によっては夜勤無し、土日祝休み…とメリットが際立つ公務員看護師。 しかし、実際に働いている人からは、「有休は多いが、実際はほとんど消化できない」「減給を頻繁に行う自治体もある」「時間外の勉強会が多くてしんどい」など、デメリットを訴える声も挙がっています。 また、病院以外の公的機関では、看護師を1~2人しか置かない場合も多く、一度入職すると長く勤める人が多いこともあり、求人は非常に少ないのが現状です。 条件に合う職場をタイミング良く見つけ、内定・入職!と、とんとん拍子に運ぶ可能性は低いと言わざるを得ません。 あなたの希望条件は、公的機関でなければ叶えられない条件ですか? 条件や待遇にこだわりすぎず、職場の雰囲気や、やりたい看護ができるか?など、広い視野で職場を探してみましょう。

いろいろな条件から求人をさがしてみるなら

ナース専科でも、「残業なし」「休日多め」「給与高め」など、あなたの希望条件に合わせて、お近くの看護師求人を簡単に検索できます。 >>さっそく、求人を検索してみる。
編集 ナース人材バンク
年間10万人以上の看護師さんが利用する、実績No,1の転職支援サービス、 ナース人材バンク が運営する「ナースの転職知恵袋」から、看護師転職のお役立ち記事・情報をお届けします。

関連記事

看護知識

ナース専科で看護知識を”学ぶ”記事ランキング