• 公開日: 2014/1/8
  • 更新日: 2020/3/26

【連載】美容健康情報

ワキ汗が止まらない人必見! その場でスグにできる対策

一年で最もワキ汗が気になる時期になってきました。

突然ですが、ワキ汗には、温熱性発汗・精神性発汗の2種類があることをご存知ですか?

この2つの発汗のうち、温熱性発汗は生命維持に欠かせない機能ですが、精神性発汗は、なるべく抑えたい発汗です。

そこで、どこでも簡単にできる精神性発汗の対策を紹介します。


精神性発汗の原因

イメージ写真

精神性発汗は、緊張・不安が原因で汗をかくことを指します。

人間は、緊張・不安を感じると、交感神経を優位にして、発汗を促進する機能をもっています。

この機能が過剰に働くと、必要以上に汗をかいてしまいます。

さらに、汗をたくさんかいてしまったことに対して不安になり、より多く汗をかいてしまう悪循環を生み出します。

精神性発汗は、手のひら・足の裏・ワキの下に多くみられます。

精神性発汗への2つの対策

副交感神経を活発にさせ、精神性発汗を抑える方法を紹介します。

イメージ写真②

対策1 爪もみ

爪の生え際にある副交感神経のツボを刺激することによって、副交感神経を活発にさせます。

【やり方】

ギュッギュッと気持ちいいと感じる強さで、井穴(せいけつ、図1)というツボを20回程度押します。

井穴(せいけつ)の位置

図1 井穴(せいけつ)の位置

押し方

図2 押し方

対策2 腹式呼吸

腹式呼吸をすると、横隔膜が上下運動します。

横隔膜には自律神経が密集しているため、上下運動が刺激となって、副交感神経を活発化させることができます。

【やり方】

  1. 鼻からゆっくり息を吸い込み、おなかをふくらせます。
  2. 次におなかをへこませながら、口からゆっくり息を吐き出します。

★ポイント★

息を吐き出すときは、吸うときの倍の時間をかけることがポイントです。なぜならば、息を吐き出すときに、副交感神経が活発化するからです。

参考文献

  1. 自律神経、呼吸法で調整 http://www.daiwa-pharm.com/info/onko/426/
  2. 多汗症の治療 http://www.ntt-east.co.jp/kmc/guide/painclinic/03.html
  3. 多汗症治療についての相談 http://www.wakiga.jpn.org/oldlog2/takan.html

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