寒さと乾燥で冬は体調を崩してしまいがち。サプリメントを上手に取り入れて、風邪やインフルエンザに負けない身体を作りましょう。
(この記事はナース専科マガジン2012年12月号から転載しています)
ビタミンDで免疫力UP!
風邪をひきやすく、インフルエンザにかかる人も増えてくる季節がやってきました。
そこで第5回は、免疫力アップをテーマにビタミンDをご紹介します。
ビタミンDは骨の健康に関与することは以前から知られていますが、近年は免疫力を高めるビタミンとして注目を集めています。
あるアメリカのドクターが自分の患者さんにビタミンDの摂取を勧めていたところ、他のドクターの患者さんと比べてインフルエンザの罹患数が少なかったことからビタミンDに注目するようになったそうです。
それ以外にもインフルエンザに対する予防効果が多数報告されており、研究が進められています。
また、私たちの身体の多くの細胞がビタミンDの受容体を持っていることから、結核を含む感染症、がんや自己免疫疾患、新血管疾患、糖尿病などにも関係するという調査結果も報告されています。
脂溶性のため、サプリメントで摂る場合は食直後がお勧め。
食品で多く含んでいるのは干しシイタケです。
日光を浴びると皮膚で合成されますが、日焼けをしすぎると反対に合成能力は落ちるので注意しましょう。
(『ナース専科マガジン2012年12月より転載)
次回は、「花粉症に役立つサプリメント」を紹介します。