• 公開日: 2014/1/20
  • 更新日: 2020/3/26

【連載】看護師 国家試験対策・過去問

【人体】抗原がIgEと結合するのはどれか。

【人体】抗原がIgEと結合するのはどれか。

1.接触皮膚炎

2.血液型不適合輸血

3.全身性エリテマトーデス

4.アナフィラキシーショック

―――以下解答―――









(解答)4 

<解説>

1.(×)接触性皮膚炎は、アレルゲンに感作されたT細胞が関与するIV型アレルギーである。アレルゲンが入ってから、24~48時間後に免疫反応が最大になるため遅延型アレルギーと呼ばれる。

2.(×)型の違う赤血球にIgM抗体が結合し、補体や貪食細胞が活発化し、赤血球が破壊される反応で、II型アレルギーに分類される。

3.(×)エリテマトーデスのように、DNAと抗DNA抗体が免疫複合体を形成して、組織に沈着して組織障害を起こすものをIII型アレルギーという。

4.(○)アナフィラキシーショックは、抗原がIgEと結合したものが肥満細胞からヒスタミンなどを放出させ、毛細血管の拡張や平滑筋の収縮などを引き起こす反応で、I型アレルギーに分類される。

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