【人体】抗原がIgEと結合するのはどれか。
1.接触皮膚炎
2.血液型不適合輸血
3.全身性エリテマトーデス
4.アナフィラキシーショック
―――以下解答―――
(解答)4
<解説>
1.(×)接触性皮膚炎は、アレルゲンに感作されたT細胞が関与するIV型アレルギーである。アレルゲンが入ってから、24~48時間後に免疫反応が最大になるため遅延型アレルギーと呼ばれる。
2.(×)型の違う赤血球にIgM抗体が結合し、補体や貪食細胞が活発化し、赤血球が破壊される反応で、II型アレルギーに分類される。
3.(×)エリテマトーデスのように、DNAと抗DNA抗体が免疫複合体を形成して、組織に沈着して組織障害を起こすものをIII型アレルギーという。
4.(○)アナフィラキシーショックは、抗原がIgEと結合したものが肥満細胞からヒスタミンなどを放出させ、毛細血管の拡張や平滑筋の収縮などを引き起こす反応で、I型アレルギーに分類される。