合わせて学ぼう
■薬物の体内動態を理解しよう
■投与方法と薬物血中濃度の関係
■薬と持参薬・飲食物との飲み合わせ
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■スーパープリセプターSAKURA
【必修】薬物の効果発現が最も速い与薬方法はどれか。
1.皮下注射
2.経口与薬
3.直腸内与薬
4.静脈内注射
―――以下解答―――
(解答)4
<解説>
1.(×)皮下注射により薬物はリンパ管を経て血中に移行するため吸収速度が遅い。
2.(×)経口投与では、薬物は小腸から吸収され、門脈を介して肝臓に入り、肝臓の代謝を受けてから血中に入る。経口投与法における効果の最大発現時間は1~2時間であり、注射法に比べて遅い。
3.(×)直腸内投与は直腸粘膜の血管から循環血液中に至らせる方法で、皮下注射や経口投与に比べ効果発現が速い。
4.(○)直接静脈内に薬物を注入するので、5~10分で効果が発現する。