活躍の場は省庁にも!
看護師が職場は本当に幅広く、なんと省庁にも活躍の場が用意されています。 ここでは、厚生労働省・国土交通省・防衛省で働く看護師の仕事を詳しく紹介。 知られざる仕事内容や、公務員ならではの高待遇、省庁で働くからこそのやりがいをお伝えします!省庁ナースのお仕事紹介
厚生労働省:看護系技官
一言で言えば、看護系技官とは、看護行政を司る官僚。 仕事内容は、国民の健康を守り、QOL(生活の質)を高めること。そのために、事業所の視察や看護・介護事業の実態調査を行い、日本全体の看護サービスの仕組みを変革します。 また、住民からの健康相談への対応や、国家試験に関する業務などもあり、仕事は多岐にわたります。臨床で得てきた経験や知見を、国の政策に活かせるやりがいを感じられるでしょう。 一方、法律や国の制度など、今まで知らなかった知識を吸収しなければ仕事が進められないため、日々の勉強はとても大切です。 国家公務員として働くことができ、安定した待遇を受けられます。もちろん夜勤もありません。 ただし、国会会期中は忙しく、突発的な業務が入り帰宅が深夜になることも。 また、看護師資格に加え、保健師または助産師の資格を取得していることや、看護系の大卒以上の学歴が求められるので、応募ハードルとしてはやや高めと言えるでしょう。国土交通省:海上保安庁・海洋情報部の医務室
海上保安庁の海洋情報部でも、看護師の採用を行っています。 主な仕事内容は、職員の健康管理や健康診断の計画とサポート、健康相談への対応などです。 年に2回ほど、海上保安庁が保有する船舶内での診療に同行しますが、基本的には医務室で勤務します。 看護師の配置人数は1~2人程度と少ないため、基本的な看護業務を1人でできるだけのスキルが必要。 また、記録をパソコンに入力するような事務作業も多く、ワードやエクセルのスキルも求められます。 夜勤が無く、土日祝日が固定休なので、規則正しく働きたい方にピッタリの職場です。防衛省:自衛官(看護)
防衛省に勤務する看護師は、陸・海・空の自衛隊が共同で設置する病院や、自衛隊内の衛生課部隊で働きます。 主な業務は自衛隊員の負傷の手当ですが、国内・海外の災害時には救命活動に派遣され、一般の人々を看護する場合も。 世のため人のために役立っているという、確かなやりがいを感じられるでしょう。 自衛隊で働くためには、まず自衛官として入隊し、敬礼動作や歩き方など、自衛官としての立ち居振る舞いや知識、自衛隊での看護に必要な技術を学び、一定期間実務を経験する必要があります。 給与は「自衛官俸給表」により定められており、勤続年数や年齢、階級によって異なります。 入隊当初の看護師の平均年収は350万円程度ですが、経験を積めば500万円以上にもなるようです。求人はごくわずか・・・非常に狭き門
魅力がいっぱいの省庁ナースですが、人気が高い割に求人が少なく、とても狭き門。 求人を効率よく見つけるためには、希少求人や非公開求人(人気求人は応募者が殺到しやすいため、事業所名などを伏せて募集が掛けられている場合がある)を多く扱う人材紹介会社への登録がおススメ。省庁のホームページもこまめにチェックし、求人を見逃さないようにしましょう。 ただし、「絶対省庁で働きたい!」とこだわるあまり視野が狭まると、なかなか求人が見つからず、転職に時間がかかってしまう可能性も。公務員待遇に惹かれるなら国公立病院にも目を向けるなど、転職先の範囲を広げることが大切です。どんな求人があるのか見てみたいなら
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