注射・点滴やりません!治験コーディネーターの仕事内容
治験コーディネーターの役割は、正しく安全かつスムーズな治験を行うためのサポート業務。 具体的には、治験者のスケジュール調整・管理や、医師、治験依頼主(製薬会社など)への報告、治験者からの相談対応や説明補助などを行います。注射や点滴などの医療行為は行いません。 就職先は治験の会社ですが、オフィスに出社するのは週1回程度。 治験の現場であるクリニックや病院に直行直帰することがほとんどのようです。 2~3か所の現場を掛け持ちすることが多く、毎日同じ現場で働くとは限りません。 時には出張で泊りの勤務があることも。こんな人には天職かも?治験コーディネーターに向く人
将来の患者さんのことを見据えて仕事ができる、バランス感覚が良い人
病気や怪我で苦しむ患者さんの助けになりたいと、看護師を志した人は少なくないのでは? しかし、治験コーディネーターは、今目の前にいる患者さんにだけ目を向けていては勤まらない仕事。 医師や製薬会社の方など、様々な立場の方と常にコミュニケーションを取り合い、円滑な関係を築かなければスムーズな治験が行えないからです。 今目の前にいる患者さんだけではなく、将来新薬で救われる多くの患者さんを思い、様々な立場の方とコミュニケーションがとれるバランス感覚の良い人は、まさに治験コーディネーター向きと言えます。日々の学習を苦に思わない、学習意欲が高い人
治験コーディネーターにとって、毎日のように開発される新薬や、日々刷新される医療知識についての勉強は必須。また、パソコンを使った事務作業が苦手な場合は、自主的に勉強する姿勢が求められます。 新しい知識や不慣れな作業も積極的に覚えようとする、学習意欲が高い人に向く仕事です。臨床は嫌だけど、医療業界に携わりたい人
治験コーディネーターは注射や点滴といった医療行為を行わないので、「臨床の現場は苦手だけど、看護師免許を活かして医療の仕事がしたい」という方にピッタリです。 病院と違って夜勤がなく、日勤のみでも常勤で働けて、基本的に土日祝はお休み。 夜勤で体調を崩した人、規則正しく働きたい人にも向く仕事です。事前準備は必須!面接突破のコツ
病院の面接とは異なる点を理解しておく
面接を受けたその日に合否が決まることもある病院の面接と違い、治験コーディネーターの面接は合否が決まるまでのフローが長いです。まず書類選考、次に筆記試験を受け、面接を1~2回と、内定が出るまでに2週間近くかかることも。 また、面接では 「臨床から離れるため看護師として第一線では働けなくなりますが、その点はどうお考えですか?」 など、事前に考えをまとめておかなくては答えられない質問をされる場合が多いようです。自分の考えをスムーズに述べられるよう、しっかり準備しておきましょう。仕事内容を理解した上で面接に臨む
治験コーディネーターの仕事内容は、看護師業務とは大きく異なります。 面接前に応募先企業のHPなどを見て、求められる役割や仕事内容をある程度把握し、自分なりの治験コーディネーター像を描いておきましょう。 「CRCに対してどんなイメージをお持ちですか」 「仕事をしている自分のイメージはいかがですか」 面接でこのような質問をされた際、スムーズに答えられれば、働く意欲のアピールにつながるはずです。問題発生時の改善プロセスをアピールする
治験コーディネーターの面接の特徴として、 「人間関係に悩んで退職したとお聞きしましたが、退職以外の選択肢は講じなかったのですか?」 「失敗して落ち込んだ時、どう解決しましたか?」 など、何か問題が起こった際、改善に向けて何をしたかを問う質問をされやすいようです。 こういった質問をされた場合、例えば退職理由であれば、 「看護師長に3ヶ月にわたって部署異動を申し出たのですが希望が通らず、やむを得ず退職しました」 など、安易に退職の道を選ばず、一度退職以外の解決策を講じた上でやむを得ず辞めた、という点をきちんとアピールをしましょう。どんな求人があるのか見てみたいなら
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