新人の看護師さんは、手技の確認や先輩からの質問に答えるために、書籍やポケットブックを持ち歩いているそうです。
そこで、ナース専科では、来春デビューする新人ナースを応援するポケットブックを作ろうと考えています。内容は”先輩から質問されがちな大事なケアのポイントを集めて作るエビデンス集”にする予定です。細かい内容を決定するために、まずはナース専科コミュニティの会員のみなさんに新人時代に先輩に質問されて困ったことについて聞きました。
とにかく根拠を確認される
新人のころを振り返って印象に残っているのは、なぜ○○をするのかという具体的な質問も含め、「根拠は?」「なんでそうしたの?」など、行ったケアに対する根拠を問うもののようです。とにかく、何をするにも根拠を聞かれたとのこと。
これは、新人看護師の理解度を知るためにも、先輩としてはどうしても聞くことになってしまうので質問された回数も多く、たくさんの人が挙げたのかもしれません。
上記以外には報告した際に言われる「で?」「それだけ?」「だから?」と暗に足りないことを指摘される質問。全部伝えたと思ったあとに、この質問をされ、困った人も多かったのではないでしょうか。その他にも業務の流れの中で優先順位を聞かれることもあるようです。
また、「わからないことある?」「困ったことない?」という質問には「自分がわかっていないことがわかりません」「何に困っているかわからないし、困ったことだらけ」といった声もありました。
具体的なものでは、「なぜその薬を飲んでいるのか」といった薬に関する質問をされた人も多かったようです。
答えづらい質問をされて困るケースも
こういった直接的な業務のこと以外にも人間関係に関して聞かれることもあるようです。 「やりにくい先輩は?」「私のこと嫌いでしょ?」といった非常に答えづらい質問をされたことがある人もいました。
正直に答えられない質問ですが、みなさんどう乗り切ったのか気になるところ。これから入職する人にとっては、こういった質問への対応も知りたいのではないでしょうか。
また「彼氏いるの?」「結婚しているのか?」といったプライベートなことを聞かれた人もいるようです。先輩は雑談のつもりでも、急に聞かれると驚いてしまいそうです。
このように新人のときには、仕事のことからプライベートのことまでさまざまな質問をされていることがわかりました。