高齢者の大脳変性疾患について正しいのはどれか?
1.アルツハイマー型認知症は進行性の大脳変性疾患で、まだら痴呆を特徴とする。
2.多発性脳梗塞による認知症患者は、病識が保たれていることは稀である。
3.ピック病は初老期認知症の一種で、人格崩壊を伴う。
4.アルツハイマー型認知症は老年認知症ともよばれ、男性に多い疾患である。
―――以下解答―――
(解答) 3
<解説>
1.× アルツハイマー病は健忘が主で、まだら認知症は伴わない。病識は比較的保たれている。
2.× 多発性脳梗塞性認知症(脳血管性認知症)の患者は、比較的病識が保たれていることが多く、人格障害は少ない。
3.○ ピック病の患者は人格崩壊を伴い、病識はない。
4.× アルツハイマー型認知症は女性に多い疾患である。