学校の精神保健の中で不登校の直接的パターンとして最も適切でないのはどれか?
1.学校恐怖症
2.非 行
3.登校拒否
4.学校脱落
―――以下解答―――
(解答) 2
<解説>
1.○ 学校恐怖症はいざ学校へ行こうとすると不安感や恐怖感に妨げられて学校へ行くことができないという現象で不登校のひとつの型である。小学校低学年層に多くみられる。
2.× 非行の最近の傾向は、非行の低年齢化、万引き、オートバイ・自動車盗み、シンナー・ボンド中毒、暴走族の集団化など遊び型非行の増加がみられる。非行は不登校の結果として現れることはあるが、直接原因ではない。
3.○ 登校拒否は授業内容がつまらない、教師の態度が気に入らないなどの本人なりの理由により登校に関して拒否的な態度を取り続けるもので、不登校のひとつの型である。中学校の後半から高校にかけて多くみられる。
4.○ 学校脱落は明確な理由がないままに周囲からも孤立し、認められぬまま、学校生活に対し無関心で、いつしか登校しなくなってしまう不登校のひとつの型である。これはどの学年層にもみられるもので年差はない。