マンガ
  • 公開日: 2024/12/16

心の痛みを共にする~患者の心情に寄り添う看護の大切さ|【マンガ】忘れられない患者さん

  • 原作

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REGALIA PROJECT代表。看護学生のためのオンライン個別指導Te-iara Online代表コーチでもあり、現役の実習指導教員として活躍中。ナース専科では「看護実習エピソード」マンガの原作を担当。

術後の患者さんを受け持つことになった学生。毎日明るく笑顔で乗り切ろうと思っていましたが…看護師から募集した、忘れられないエピソードをお届けします。

※この作品はフィクションです。実際のエピソードもとに、個人が特定されないよう一部を脚色しています。

緊急搬送されすい臓がんの手術を受けられたばかりの患者に、受け持ちになった看護学生が挨拶する リハビリは拒否され気まづい雰囲気だが笑顔で乗り切ろうと思う学生 毎日明るく元気に患者に声掛けしていたが、ある日一人にしてほしいと言われる 患者さんと上手くいかず落ち込んでいる学生に指導者が話しかけ、今度は患者さんがどう思っているかを考えるようにアドバイスする 学生は患者はまだ病気を受け入れられていない可能性があると考え、話をじっくり聞いてほしいと思っているかもしれないと思った width= 指導者とともに患者のもとへ行き話を聞くと、学生の気持ちに応えられないことが辛いと話してくれた 気持ちを遠慮なく話してほしいと学生が伝え、患者もほっとした様子でリハビリを始めることができ退院を迎えた 患者から感謝され、学生は寄り添うことを学んだ

このエピソードは、「さくらだ あこ さん」からご応募いただいたものです。

原作者:あこ先生から<ひとこと>
このストーリーを通して伝えたいのは、看護者が患者さんの「なりたい姿」(目標)を共有し、その目標を達成するために入院生活をどう過ごすべきかを共に考え、適切なアプローチを行うことの重要性です。今回の事例では、小田さんがあゆみちゃんと目標を共有し、リハビリがその目標達成のプロセスであることを伝えることで、彼女のリハビリへの動機づけを行いました。患者さんの心身の回復を促すために、私たち看護者は、病気のつらさを抱える患者さんに寄り添い、その意欲を引き出し、主体的に治療に参加できるよう働きかける姿勢が大切だと考えています。
作画
アイコン画像
しろくま
@shirokuma_811
インスタで6歳4歳男子の育児絵日記を描いてます。趣味はゲーム、アニメ、漫画、好きな作品のファンアートを描くこと。楽しんで描くことをモットーとしてます!

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