編集部セレクション
  • 公開日: 2024/4/1

落ちこぼれ新人。できるナースになりたい

「ラウンジ☆セレクト」は「ラウンジ」で盛り上がった話題と、そこに寄せられたみなさんのご意見を紹介しています。

 今回のトピック 
不器用なうえに覚えが悪く、落ち込む毎日です。自宅で練習するなど努力はしていますが、今のところ成果なしです。
私の動き一つ一つに注意するのに、他の同期が同じことをしても注意をしない指導者がいます。注意をする基準って何なんだろうと思ってしまいます。
また指導者によって手技が異なるので、どのやり方でやればよいのかわからず混乱してしまっています。他の指導者のやり方で行ったら、間違ったやり方だと怒鳴られたことがあります。見捨てられるのではないかと不安な毎日です。
どのような行動を先輩方は求めているのですか?私には何が不足しているのですか?この次期、新人には何を求めているのですか?

 

「できるナース」になりたい!!

■そもそも「できるナース」って…

できるナースって何ですか?心の看られない処置屋の事ですか?

出来るナースって反対に教えて下さい。何基準でしょうか。私はこの世界入り30年まだ模索中です。

深夜の申し送りで、「○○さんの清拭も済ませました。」と必ず云う人いました。深夜で忙しいのに、なんてテキパキとできる人だろうと思いますよね。あとで、その患者さんが云うのですが「あれで、拭いてもらったというのだろうか?」矛盾だらけの職場が看護師の職場です。

最初から出来る人はいない。経験を積んでこそできる。大事なのは患者さんを思いやる事。私ならいくら仕事ができても心がない人に看護されたくないな。

■先輩の「新人時代」実体験

今の結果で一喜一憂しなくてもいいのでは無いですか?実は僕の1年目は、毎日怒られ夜勤も入れなかったです。オーバーワークしてぶっ倒れてその病院辞める羽目になりましたが。でも、そんな状況下でも熱心に指導してくれる人はいました。

私は、毎晩勉強して、三時間睡眠で頑張りましたが、結局、3ヶ月でボロボロになり、退職しました。でも、指導者が冷たくても、先輩の中には、自分をちゃんと見ていてくれる人が必ずいます!!凄く嬉しかった一言が、「一緒に働く同僚なんだよ!」です。

新人の時は全くなんにもできず、何故か私だけ怒られ、時にはムシされたりの存在デシタ。注射もさせてもらえない、ましてや、病棟勤務から外されて助手業務になったこともありました。退職して、大きな病院で働き一から出直し、今では重症も持つようになりました。

■いま、新人ナースに必要なこと

貴女に求めること=同じミスは絶対しないことです。簡単なようで、結構むずかしいですね。

まずは同期や周囲とご自身が比較するのをやめましょう。気にならないはずはありませんが、「私は私。私の歩速がある!」で良いじゃありませんか。うさぎとかめのどちらか。私はカメでもよい、と思えるか。それが一番大切ですよね。

わからないことはわからないという、元気ややる気ですかねー。技術や知識は経験を積めばついてきます。あとは優先順位をたてているか、患者さん側にたって看護できているかでした。私も先輩にどこが足りないか、聞いたりもしました。だいだい時間が遅いって怒られてました。

不器用と思いこまない。要領悪い言わない。出来なくて当たり前、いつか出来ると思え。失敗を恐れるな、他人の失敗に敏感になれ。他人の失敗から学べ。

■「頑張り」は必ず伝わる!

頑張って向き合っていることが、すぐに成果として現れないかもしれないけど、その姿勢でいいと思いますよ。頑張っているのに認めてもらえない…って他者に何かを求めることは、自分で自分を褒めてあげる以上に大変ですよ。一歩ずつ進めばいいんじゃないかな。

自宅で練習なんてすばらしいですよ。こっちが教えても、物品持って帰らせてもやってこない子が多い中、頑張ってるのはすごいですよ。

見た感じテキパキしてそうな人もいれば鈍臭そうやな?って思えてしまう人もいるけれど…どっちにしても、一生懸命な姿勢を見せてくれる人のほうが私は好感持てます。

■手技に疑問を感じたら…?

1番偉い人に教えてもらった事を優先します。やり方が違ってても、業務さえこなせるようになれば、何も言って来なくなります。出来る看護師さんの仕事の仕方を盗みましょう。良いお手本の看護師さんがいるはずです。

どの手技が正しいのか?調べることも大切だと思いますよ。調べても悩んだ時、迷った時は、プリセプターに聞くのも、いいのではないでしょうか?

間違っているのなら改める。何が間違っていたのかを考える。エビデンスに基づき行動する。その看護に正当な理由があるなら堂々と主張する(言葉の言い回しには注意が必要)

関連トピック:「 落ちこぼれです。できるナースになりたい。
イラスト・なしま

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