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今年入社した新人看護師の話です。
重症患者や急変した患者をみていた先輩が、残って記録などをやっている姿をみて、「あの人達本当に仕事遅いし。使えない看護師だから頼れない。」と同じく入社した新人に言っていたところを目撃しました。
その姿にビックリです。入社してまだ1ヶ月も満たない人がなぜそんなことを言えるの?
新人ならでは…?
■自分が新人のとき…
あんた達はまだ半人前で一人前の仕事をしていない…私達の働きでお給料貰っていること忘れないでよね。という怖ーい先輩の元で働いていたので、先輩の評価だなんて出来ませんでしたね。新人の頃は(私は)。
新人の頃はやらなければいけないことがみえなくて、速く仕事が終わってしまい定時に帰っていた事を思い出しました。
そんな謙虚さがない新人さん、正直いやですね。私も新人時代は思ってました。「仕事が終わったら、早く帰ればいいのに…」と。
■こういう新人は…
自分は出来ると思っているようですから、先輩の動きを見て「私ならこうするのに。」って思っていたのかもしれません。その上での批判だったのでしょう。実際にやらせてみると出来なくて「私は、もっと出来ると思っていたのに。自分の思うように体が動かなくて情けない。」とつい最近泣かれてしまいました。
最初からそのような言動のある新人ナースには患者さんの看護を任せられませんね。新人だからではなく、人間性の問題だと思います。
謙虚さがない新人さんだなと感じました。周りを見るのは良いことだと思いますが、今の時期は、まだ覚えるのに必死で、そこまで客観的に周りを見れない時期だと思いますが…。
独り立ちした時にわかるのでしょうか。あんがい、辞めていくのも早いかも。『私がやりたい看護はここにはない…』とか言っちゃって。
■新人の特徴ってこんな感じ。
新人doctorにも言える事なんですが、卒業したてって自分がすごく偉く見えてしまうと言うか怖いものなしってところないですか。だって、何も知らないんですもん。 そして色々経験して酸いも甘いも知ってベテランになって行くんですよ。
新人だからの反応でしょうね。実際の業務内容は見るのとやるのは大いに違う。そこが解っていないのでしょう。
新人は仕事内容は見えていません。何でもテキパキ身体を使ってコマネズミのように動く人が「凄い!」と取る人が多いですが、実際は違いますよね。そこがこれから新人Nsも解ってくるのではないでしょうか?
その新人さんは、学生時代の成績は良くて、何か勘違いをされているのではないでしょうか。学生と実際の臨床との違いがまだ分かっていないのではないでしょうか。そうなった時はこういう子は弱いと思います。
あるセミナーで講師の方が言っておりました。今どきの若い子は他人を批判するのが特徴だと。全ての若い子ではないと承知していますが、その方は自分をわかっていないから、大胆な発言が出来るのだと思います。
新人だけの問題じゃないでしょ
■先輩ナースにも問題が?
「先輩ナースはすごいなー」と思って働ける新人は、幸せだと思います。でも、新人の努力だけでそれが叶うわけではありません。先輩ナースもピンキリですからね。
よく、『あの人、使えないから』と新人に教える先輩看護師がいます。実習時にもいました。
やはり教えていただくなら、自分が尊敬できる仕事ができる人に教えて頂きたいのが素直な気持ちですからね、新人でも。要領が悪い方に限って新人に偉そうです。一人でテンパってるので仕事も雑で余裕がないので教えて頂きたくないですね。
目撃したとき、あなたはスルーしたんですか?ちょっとガッカリだなあ。
人は、「教えられたこと(言われたこと)」でなく、「見たこと」からより深く学びます。「あの人達本当に仕事遅いし。使えない看護師だから頼れない。」と新人に言わせたくなかったら、「『あの人達、使えない』などと、他人の一側面だけを見て簡単に評価をくださない自分」を見せていくしかありません。
■新人の「あるべき姿」って?
「毎日緊張して覚えることで精一杯になる」だけが、新人のとるべき態度ではないと思います。精一杯な新人は素直そうで、見ていて気持ちがいいけれど、冷静に先輩の仕事を観察・評価できる新人がいても、それはそれで悪くないと思います。「看護技術が未熟=知識不足」ではありませんからね。
知らないからこそ、見えることもあると思います。多くの場合、新人の目≒患者や家族の目です。
■教育は難しい。
「何で出来んの?」とか「ダメな新人」という視点では関わっていません。出来ない部分があっても仕方ないという気持ちで接してきました。そういうのもだめだったらしいです。
新人さんの強がりに、いちいち構うより、患者さんの方に向き合いましょ♪見守りつつ、いい看護師になれるように、導いて上げてください。
私はスタッフや患者さんのことをできるだけ多面的にみるように心がけていますし、新人にもそのようにあって欲しいと考えています。
誰だって、最初から患者さんを危険にさらすつもりで動いているわけではないはずです。そこを信じてあげないと、教育にはならないと思います。教育は、相手を信じるところからしか、始められないと思います。
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イラスト・なしま