「ラウンジ☆セレクト」は「ラウンジ」で盛り上がった話題と、そこに寄せられたみなさんのご意見を紹介しています。
先輩にいじめられたり、いびられたりしたら、新人や新しく入った人にも自分がされてきたことをするのでしょうか!?
私はいくつもの病院で働いていますが、個人病院ほどこの傾向が強いような気がします。
現場で実際にされたイジメ
■無視、暴言、暴力…
最初はやさしかったけど出来ないことを教えるよりけなすことが多く、とても辛いです。
自分の思い通りにいかなくなると追い詰めたり、わめいたりする主任、暴力ふるってたのも見てます。
気に入らない方がいたら、上手に辞めてもらうようにしてね!という上司もいました。
「いつ辞めるの?」や「何にもできない」や「仕事ができないのに何しに来てるの?」は日常茶飯事。後輩が来てからは「後輩より使えない」も増えました。挙げ句、理不尽なことを押し付けられ、何か言うと他の先輩に密告され、他の先輩からも怒られる。
■イジメを訴えても、相手にしてくれない上司
一度上司に相談したら、古くからいる犬は、新しく来た仔犬は、目新しく可愛いから嫉妬するのよ。だから、古くからいる犬を大切にするの。貴女も大人だから分かるでしょうと。
辞めたばかりの病院の師長は、正論言う人はうるさい奴とか言います。仕事が早くて明らかに手を抜いていることが見え見えでも出来る人と見ます。上司に気に入られさえすれば仕事が出来なくてもOKの病院でした。
精神的に辛くてやめたいっていっても相手にされず、主任に言ってもダメだったから、部長に話きいてもらったら、主任からシカトされるようになりました…。
うちも個人病院で、小さい規模なのに月に数人辞めていきます。何度も教育体制やいじめについて訴えても、新人の私のことよりも既存のお局さんのほうを大切にしています。
いじめられていることを師長に話しましたが、いじめてきた先輩本人にいじめ確認し、「今日はしてない」や「教育的にやったこと」と上手くかわされてしまい、あまりよい方向には解決せず。
主任、部長、院長にも相談はしてましたが、みんなからも相談は受けても直接見てはいないから注意も出来ないと言われてました。相手は53才、いい大人です。
職場でのイジメは繰り返されるのか?
■イジメの中心人物は、こんな人?
「私たちのころはもっときびしかった」「いじめとおもっても後で感謝する日が来る」というような意見を見ると、きっとそういう人たちなのだなと思っています。
残念ながら、同じように繰り返す人は多いと思います。『自分だけ我慢するなんて損』とでも思っているんじゃないでしょうか…
ストレス発散がうまくできない寂しい人が、そうなるんでしょうね。
それは経験が1~3年の後輩が出来て先輩ぶりたい人に多い傾向のように感じます。それと他人の一部を見て『こういう人』とレッテルを張りたがる人。
中学、高校の部活にも、理不尽に後輩をいじめる人はいたと思います。社会人になったところで、それがぴたりと止まるはずもありません。
今まで見てるといじめてる人はプライベートで愛が足りない人なのかなと…自分が愛情で満たされてない人が人の気持ちまで考えられるとは思えませんからね。
技術や知識が劣っている先輩と呼ぶにはふさわしくない看護師が多いですね。先に入社したからと言っても、やはり進歩している医療についついけない人間がいじめに走る傾向があるようです。
おそらくですが…先輩にも弱みがあり、そこを指摘されたくなくて、新人に目線を向ける部分もあるかと思います。いびる事で、自分への注目をそらしておきたいというか…。
■実際に繰り返されているイジメ
僕もイジメられました。毎年恒例みたいに。堂々巡りみたいに、上から下に下からまた下に。馬鹿みたいだよね。
先輩にとっては過去の経験があって今の自分があります。自分が後輩に対して同じことをすることで後輩が成長するのだ、いじめを含めて今までの自分の経験は今の自分に必要だったから、と考える人も…中にはいるでしょうね。
残念ですが、同期の中でも、去年散々やられたのに今年になって自分とおんなじ思いを新人さんにさせてる人もいます。
私が新人時代に意地悪だった先輩は、どの新人に対しても意地悪でした。でも育って先輩になっていく新人たちは 皆その先輩のように意地悪化するわけじゃないです。仲良しな同期は意地悪だなーと思うことたくさん新人にしてます。
■イジメられる原因は、その人の態度にアリ!?
先輩のつっこみをいびりととらえるかどうかも言われた個人によります。いびりと思われるような言い方をするのも、問題ですけど…。でも、個人を特定して、無視するなんていうのは、いびりじゃなくて、いじめですね。
いじめはダメですが今の後輩達の教わる態度もどうかと思いますよ。何も前準備しない、怒られても反省しない…
新人看護師については、色んなギャップを感じますが、常識の備わっていない人が多いように感じます。目上の人を敬う気持ちとか、学ぶ立場というのを、わきまえる事ができたら、怒られなくて済むのにと思います。
先輩たちのひどいしうちにも耐えて、教える立場になったら、こちらとしては努力をして、乗り越えたひととしては「は??何を甘いこといってんの?」って思ってしまうんです。
新人のうちは、どんなに正しいように見えても、「出過ぎた杭は打たれ」ます。部分的に正しい事を言っているようでいて、急変の対応などできないならば、全体を把握しているわけではないからだろうと思います。
イジメを繰り返さないためにも
■指導する側も学ばねば
最近は新人さんの離職阻止のために、職場風土の調査・改善すべき点 などと称してアンケートなどもあったりします。イジメやいびり、いわゆる“新人いじめ”みたいな話は珍しくありません。愛情ある指導じゃないいじめ。
新人指導もしていますが、やはり、イジメは付き物の様で、よく、泣きつかれます。そんな時は、「今の気持ちを忘れず、反面教師だと思いなさいね」と、教えています。
自分達が厳しく育てられた昔とは時代が動いているのも確かですし。教え方に正直戸惑いがあるし、先輩達も悩みながらも教えようとしてる人は少なからずいますよ。後輩に厳しいのも、やり方は考えなければね。
「厳しい指導」を「単なるいじめ」としか捉えられない新人もいるでしょうが「いじめ」と受け取られてしまうのも指導者としての新人とのコミュニケーションや信頼関係の不足。そういう所にも問題があると思います。
ホントに皆が、初心を忘れず、そう接してくれたら、きつい業務も気分的に楽にこなせるし、離職率も減るのにね!
■新人さんへのアドバイス!
どっかり、落ち着き毅然たる態度でいた方が良いと思います。
最近では逃げ道を作ることも必要だという人もいます。決して楽することじゃなくて。死にたいと思ったり、病気になるぐらい追い込まれたら一旦逃げる(退職する)それからどうして行きたいが考えてもいいのではないかと思います。
正しい事は偉そうに言ったら、「損」をする。正しい時こそ、ちょっと「おバカ」を演じた方が、受け入れられ易い。
「この新人は使いやすいな」と思わせる事で、自分のペースでに持っていく…そういう、《したたかさ》があっていいと思います。
関連トピック:「
同じことするのかな
」
イラスト・なしま