「ラウンジ☆セレクト」は「ラウンジ」で盛り上がった話題と、そこに寄せられたみなさんのご意見を紹介しています。
男性看護師です。日勤帯で高齢の女性患者様がトイレに行きたいと言うので車椅子を押してると「女性の方に介助してほしい」と言われました。他の女性看護師に代わってもらおうと思ったので声をかけたらそれが悪いと注意されました。
その人の言い分では夜勤で人数が限られてる時に同じ事は出来んのだから男性でもさせて貰えるよう納得してもらわないとダメだそうです。
夜勤で人がいない時は私も説明して納得してもらいますが人が居る日勤帯ですら患者様の希望を無視しなければならないものでしょうか?
現場で大切なのは「チームワーク」と「持ちつ持たれつ」
■頼まれたら、代わります!
夜勤であっても、代わるよ。その代わり、その間にできることがあったら頼んでる。彼女がやりたくないだけでは。
基本的には患者さんからそのような依頼があれば、女性の看護師or介護士さんに依頼します。そのかわり、そのときに行っている業務を代って行います。
患者さんの希望に添えることは限られているのですから、それくらいの希望は叶えるべきですよね。健全な恥じらいに対して希望に答えるべきですよね。
男性職員では若い女性の排泄には対応できませんし、女性職員では若い男性や、暴力が出やすい患者さんの対応は困難です。一人で対応するのが危険な時にはつれ立っていくことも多いです。なので、頼まれたときに拒否をするなんて考えられません。
■逆もしかり。女性看護師が男性患者さんに断られたパターン
私は高齢者施設で勤務していますが、男性の利用者さんに排泄介助お断りされましたよ。もちろん男性スタッフに代わってもらいます。逆のパターンもあるのだから、お互い様ですよね。
小児科に勤務していますが、年頃の男の子には、トイレ介助や清拭を女性看護師にされるのを嫌がる子がいます。今は男性看護師がいないので、ドクターにお願いしたりもします。思春期は皆経験しているせいか、ドクターであっても快くやってくれます。
うちでは反対に若い男性患者様が入浴の見守りに女性スタッフにつかれるとリラックスできないから止めて欲しいという要望が出ました。夜勤で仕方ないと誰もがわかる場合以外、サービスにおいては患者さんの要望を優先するのが当然の時代の流れだと…。
15年以上前の話ですが、20代の男性患者さんが、看護師(そこでは女性しかいなかった)の剃毛を拒否されたことがありました。そこで、その患者さんにはバリカンを本人に渡して、男性の研修医がチェックしました。
■理想は「看護師の性差」は関係なく!
トイレ介助も勉強の一つ。経験を必要とする点滴が失敗して入らず他のスタッフに替わってもらうという場合は別として。可能な範囲は看護師という資格のもと、物は言いようで上手に患者を説得させてやらせて頂くべきだと思います。私は出産の際、産科は女医と思っていましたが、良い男性医師に出会って、その考え方は変わりました。やっぱり性別より関わり方や信頼が大切だと思いますよ。
男性でも女性でも看護師は看護師なんだから業務は平均的にやってもらわないと困る場面が多々あるのでは?でも力仕事の時には男性看護師が居たら呼んじゃう自分もいるから……勝手な言い分ですよね(汗)
トイレや清拭・お風呂介助等プライバシーに踏み入る事が度々ある為、初入院や独居生活だった患者様には特にその様なことがあるように感じます。患者様が入院生活や看護師に慣れていく事で、1つずつ男性でのケアをクリアできています。体位変換や移乗時などには男性看護師が活躍して、少しずつ声をかけて行くことで安心感・信頼感が出来て信用していただけるようです。
患者さんにしたら看護師は女性であるって感覚はそう簡単に塗りかえれないのでしょう。男性患者さんにしても看護師は女性だから仕方ないて諦めている部分があるのかもしれません。性差関係なく、患者さんに選ばれるような看護師になりたいものですね。
患者さんの要望、どこまで聞いてる?
■基本は同性介助!
要望があった場合はもちろん、同性で介助につきますし、要請がなくてもできるだけ同性で介助につくようにしています。その程度のことも協力してできないのは恥ずかしい事だと思います。勉強させてもらうという姿勢は大切かもしれませんが、患者は勉強道具ではありません。
そこは患者さんの想いに沿ってよいと思います。男性看護師に勉強にならなくても患者さんのQOLが大切だという理念のもとです。どんなに素晴らしい看護師でも男性は男性ですから。
ガイヘルやヘルパーの資格も取り…その際に学んだ基本に同性介助することでした!夫婦であっても、身障トイレに介助介護で入っても他者からは…誤解を受けるもことあり。まして他人同士で仕事とは言え、介助介護看護での対応する際の当事者の羞恥心と希望を無視は患者様利用者を蔑ろにしハラスメントでしょう!?
■あらかじめ話し合うのも必要!
異性という事だけで女性患者からの拒否は異性というハンディを抱えていると捉えます。患者のニードを満たすための援助として、女性看護師に応援を依頼する事になることは予め予測又は仮定しておいて事前にスタッフ間で話し合いを済ませます。
いざという時快くヘルプしてもらえるよう、コミニュケーションには注意しています。基本腰を低く丁重に依頼しお礼もします。決して慇懃無礼にならないように。
以前いた療養病棟では、男性介護職の方も多く、そういう要望のある方に対して、スタッフによって対応が違う事の無いよう、ショートカンファレンスで話し合って、対応していましたよ。
病棟内の決まり事として、患者のニーズ・自尊心の尊重を課題にカンファレンスが出来ればいいですね。男性看護師制度が導入されるときに、予想されていた事例だと思います。
■それでもムリな場合は…
高次脳機能障害や認知症の患者さんで待つことが難しく「今すぐ行きたい」というような状況で、病棟内で居場所がすぐに確認できなかったり、清潔操作を必要とする援助中など他の女性スタッフと交代できない場合は、患者さんに対し今すぐの交代が難しく自分でもよいかと確認はします。
ケースbyケースだと思います。自分も時々言われることがありますし、自分から「男性ですが良いですか?」と質問することもしています。家族が同席していて、同じような場面の時には家族にも確認します。
大概的に考えて、臨機応変。代われる状況なら代わって、代われない状況なら諦めて頑張る。それじゃダメですか?その為には日頃からコミュニケーションを取って『異性』を通り越し『看護師』として見てもらえるようにして対応に困らない様な関係を構築することが優先されると思います。
■患者さんの希望が1番!
今時、看護業務の煩雑さを理由に患者が我慢して当然!などと言っていたら時代遅れどころか下手すれば訴えられます。看護は患者さん主体であるべきです。
私は21年間一般病棟で看護師を行ってきましたが断られたり問題になったことはありません。このスレを読む限り私は良い仲間や環境に恵まれたからかなのかな。男性・女性は平等と言うのが基本ですが、それぞれ異性を生かす看護もあっていいと思います。
患者さまの要望を伺うのは第一だと思います。でも、うまく訴えを聞くことも大事です。まず、「今わたししか介助できる者がいない」ことを伝えてみる。それでも「女性に…」と言われてしまったのなら、ほかの女性看護師にもお願いしやすいですよね。あれこれやってみることが必要だと思います。
関連トピック:「
患者からの要望
」
イラスト・なしま