編集部セレクション
  • 公開日: 2023/7/7

点滴が落ちない…こんな時、どうする?

「ラウンジ☆セレクト」は「ラウンジ」で盛り上がった話題と、そこに寄せられたみなさんのご意見を紹介しています。

 今回のトピック 
病院によって様々なやり方があるかと思いますが、皆さんはどのようにして落としていますか?
下からルートを指に巻いていく、ヘパフラ、などなど…
状況としては点滴もれはないとします。

 

点滴が落ちてこない時、どうする?

■対応の基本

基本はルートの閉塞がないか、逆血があるか、点滴刺入部より上部で関節の屈曲や衣類による締め付けがないか確認、です。安易なフラッシュは血栓塞栓症のリスクもありますし。

点滴薬液の位置の高低で滴下するかどうか、その際患者さんに痛みやしびれがないかどうか、、、穿刺部の角度で滴下するかどうか、、、

少なくとも落ちないだけではヘパリンは使わない。やたら目鱈ヘパフラッシュはしません。

昔はヘパフラでしたが、今は生食が多くなってきてます。

■観察のポイント「逆血」

新たな点滴を接続時に逆血を確認、[5ccのシリンジで]逆血なかったら差し替えします。患者さんにはその旨を説明、謝罪します。

とりあえずバッグを高くあげてみて、駄目なら接続部位からシリンジで逆血みて、駄目なら入れ替えます。

逆血あるのに落ちなければ生食でフラッシュしてます。でも、高齢で血管細くて24G入ってたりすると、それでも落ちにくい人っていますよね…

逆血あるなら、シリンジでインアウトしてみます。点滴してる上肢の関節の曲げ伸ばししてみたり、ルート屈曲してないか見たり、ですかね?

■三方活栓の有無は?

さんかつを患者側をOFFにして、さんかつからシリンジを使って点滴の液を吸います。その後、点滴側をOFFにして、さんかつからシリンジで吸った液を流してます。
それでもダメであったら生食シリンジを使ったり、ルートを変えたり、ラインを取り直してます。

三活で引いてからやはり元に流し穿刺部の確認を怠らない事です。高齢の方の血管ならシリンジで引く時もある程度の加減があります。

三活が付いてなかった場合は、ルートを折りエアーが入らないようにしてシリンジを接続。で逆血を確認して流す。勿論生食を使いますが…

関連トピック:「 点滴開始時、落ちないときの対処法
イラスト・なしま

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