編集部セレクション
  • 公開日: 2023/5/17

「看護師」に才能は必要ですか?

「ラウンジ☆セレクト」は「ラウンジ」で盛り上がった話題と、そこに寄せられたみなさんのご意見を紹介しています。

 今回のトピック 
看護学生です。
突然ですが看護師になるのに才能はあるのでしょうか?
私は不器用で看護技術を身につけるのに人の何倍も練習しないと覚えられません。また、実技テストの時は緊張してしまい、練習通りにできなくてあまり練習してない友達よりもいつもテストの点数も低いです。
どれだけ努力しても報われないのはやはり看護の才能がないのかと考えてしまいます。

 

看護師の「才能」って?

■看護師の才能、ありますか?

才能が必要なら私は『ない』かな(^^;;看護師になりたくてなったわけじゃないので。自分の得意なところを伸ばしていけたらいいと思います!

私は才能はありません。手技では緊張で手が震えるし、少し間違えると手伝ってくれた人に申し訳なくて泣きそうになります。

私もどれだけ練習しても実技試験失敗しました。緊張で。こればっかりは、人の何倍、何十倍と練習してやっと人並みという現実があります。仕方のないことです。

「才能」という言葉の多くは、才能の無い人が逃げる為に使われている気がします。俺自身、看護師に必要な才能の多くが欠如しています。それでも、現場で中堅としてなんとかやっているのですから、スレ主さんも頑張ってみて下さい。

■「才能」=向き・不向き?

器用・不器用があるのだと思います。それを才能がないというのならそうなのかもしれません。でもそれって当たり前のことではないですか?

才能といったら、ごくごくわずかな人ととらえがちですが、「向き・不向き」は当然あると思います。

他人から看護師が向いていないとは言われたことはないですが、それが才能があるということになるとも思えませんしね。

「向き・不向き」「好き・嫌い」はあるような気がする。

看護師に必要な才能

■センスはあったほうが良い!

現実に「センスないな…」と思う人は正直います。何回も同じ間違いを繰り返す人。いつもと違う、異常に気付かないでスルーする人。言われたことをそのまま何も考えないで言われたままする人。

センス(感知の仕方とか洞察力とか)、ってあるのだろうなあと思います。いいセンスではなくても訓練、経験を積むことでそのセンスって磨かれていくと思います。

才能よりセンスは問われるかと思いますが、経験や日々の勉強と患者さんとの関わりから磨かれるので不器用でも大丈夫です。

センスは必要です。些細な変化に気づくセンスや患者の潜在している気持ちに気づくセンス。つまり第六感的な感覚でしょうかね。あとは、看護が好きっていう気持ちです。

■「気づく力」は重要

看護師に必要なのは、『何故?どうして?あれ、おかしいな。』そういった、ちょっとした変化や違和感を、見逃さない感性かなーって思います。

「気づき」は大切だと思いますよ。自分を理解し、努力することが大切なのだと思います。緊張なんてものは、数をこなし、技術がしっかり身に付きさえすれば自信を持ってできるようになると思います。

看護は観察力と言われます。センスは持ち合わせた一人一人の独自の力だと思います。一人一人の気付きが患者の安全、安楽を守れる事に繋がると思います。

■何より「患者さんを思う気持ち」!!

才能、はないと思います。強いて言うなら、センス?患者さんを思う気持ちだとおもいます。

私は、患者さんを思う気持ちが一番大切な気がします。いくら器用で技術もあったとしても、患者さんと寄り添う気持ちがなければ失格だと思います。

技術は確かに大切。患者さんの安全を守るために。ただ、それ以上に大切なのは患者さん一人一人に誠実に向き合えるような気持ち。

ある先生が、私に知識も技術も大切、でもそれ以上に大切なことは患者さんを思う気持ちだよ。と教えてくれました。気持ちって本当に大切だと思います。優しい気持ちで患者さんを救うこともできるんですから。

看護の才能って、実技ができることよりも相手(患者さん)のことをしっかり考えられて看護ができることの方を指すのだと私は思っていました。今も思っています。

「才能の有無」を考える前にすべきこと

■努力するのは当たり前!

どれだけ努力されているかは判りませんが、私に言わせれば口にできるのは努力が足りない様にも感じ取れました。目先の結果を求めるのでなく、自然と信頼される思いやりのある看護師を目指し努力をして下さい。

人の何倍も練習するのは当たり前のことだと思います。そもそも人がどれだけ練習しているかなんてわからないですし。

みんなより練習している、だけでは分かりにくいのだが、一人で練習して成長する人と、決してそうではない人がいる。

「できないことを、できるようになるまで諦めないこと」「できるようになるにはどうしたらいいかを工夫し続けること」は看護師に限らず、何の仕事にも求められる能力です。

■勉強・練習のやり方を変えてみては?

学習の方法が悪いのかもしれません。技術の練習をする前に、「なぜこの看護技術が必要か、何の時にこに技術を行うのか」など根拠を考えて訓練されてますか?

頑張り方を少し変えてみるなどしてみれば、要領がつかめたりするかもしれませんね!このやり方がだめなら、他のやり方…という切り替えもしてみたらいかがでしょうか?それでもだめなら、その時また考えてみては?

上手な子はどうやっているのか聞いてみると、自分との違いがわかり、改善点がみえてくるのではないでしょうか。皆何度も練習して上手くなってると思いますよ。

■結局のところ、必要な才能は努力!?

「習うより慣れろ」という言葉があります。今のあるべき場所で、やるべきことをやることでしょう。

看護師として経験豊富な先輩方にも不器用な方もいます。それでも看護師として、努力をして経験を得ています。必ず、頑張っているのを見てくれている人はいるはずです。

看護師に必要な才能をあえていうなら、人を想う力、自分を振り返る能力、自分を磨き続けられる能力ではないかと思っています。

手技的なことは、時間を掛ければある程度は上達するし。と思います。看護師の才能ってものがあるとしたら、『努力する才能』かもしれないですね。

関連トピック:「 看護の才能について
イラスト・なしま

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