病院や施設で勤務しているナースの多くは職場での健康診断が1年に1回はあるはず。
しかし、その健診だけでは網羅されていない検査項目はたくさんあるから、自分で検査を選択して受診しなければならない。
ナースの知識としては「健診・検診は必要」と感じていても、なぜか「定期的に受診するナース」と「受診に至らないナース」に分かれてしまう現状が。
ナース自身の健診・検診の現状
ナース専科調べ(2022年8月27日/有効回答数:682)
半数近くのナースが定期的に健診・検診を受けて自分のメンテナンスもできているようだが、一方で多忙や関心の薄さから自治体の無料検診でさえ受診に至っていないことも少なくないよう。
患者さんには早期発見・早期受診を促してるけど、ナース自身の健康管理の実際はどうなっているのだろう?
定期的に検査している
自治体からの定期検診のみ
定期的にハガキがくる、子宮がんと乳がん検診のみ受けている
市からくるがん検診は職場の検診に合わせ受けるようにしている
職場健診と、区からの検診は金銭的な負担も少ないので、受けてます。
自分に必要な健診・検診は追加で受ける
がん検診が適応年齢外の為、個人的に受けて入る。有料で良いので、希望でドックもできるようにしてほしい。
職場健診、特定健診、大腸・子宮・肺・乳癌検診、胃カメラ検診、脳ドックは定期的に受けている。
毎年、子宮がん検診、マンモグラフィー胃カメラ等受けています
一回/年、人間ドック受けてます
職場の福利厚生◎
人間ドックの補助がでるので、血液検査、胃のバリウム検査、腹部エコー検査を受けている。
組合の助成で乳がん検診があったため。
職場から定期的に人間ドックを受けることになっている
既往があるから健診・検診は必須
ポリープができて以降、年に一回大腸内視鏡検査をしている
以前に十二指腸潰瘍になったので、一年に一回胃カメラをしている。
卵巣嚢腫で手術経験があり、子宮筋腫もあるので子宮頚癌の健診は毎年行っています。
癌家系なので…
親、兄弟が癌なので早期発見の為検診を受けてます。
母が乳癌と大腸癌だった事もあり、職場でオプションの乳癌検診、子宮癌検診、便潜血検査を受けている。また個人で内視鏡検査も受けている。
早期発見のためにも
病気は早期発見、早期治療が大切だと思っているので。
自分の健康は自分で守る
病院では検診を受けなかったことにより手遅れになった患者を看ることも多く、早期発見・早期治療の重要性を強く感じるため。
検査したいができていない
検査したいけど…
忙しくて時間が取れない。面倒で後回しになってしまう。
予約が面倒。
定期的にハガキがくる検診を受けてみたいと思ってはいるがいけてない
人間ドック休暇など、制度としてはあるが、慢性的な人手不足で困難
健診・検診への躊躇
子宮がん検診を受けたいと思いつつ、予約や婦人科に行くこと自体にハードルを感じる。
なかなか休みがないのを言い訳にしている。行かなければいけないが、やっぱり行くのはこわい。
子宮頸がんの検査はしたいと思っているが、周りにしている人がいないため行きにくい。
ドック系派はハードル高い?
人間ドック助成があるが、休日が1日つぶれてしまうのが惜しくて行けてない。
人間ドックをうけてみたいが、子供を預けられない
人間ドッグなども本当は行ってみたいが資金的に余裕がない。
検査はしていない
検査の結果が怖い…
結果が怖いので。
歯科や眼科のメンテナンスには定期的に通うが、検査結果で人生悩むことはしたくない。
意外と看護師にも健診・検診の必要性は浸透していない?
他の用事やしたいことを優先してしまう。
検査を受ける為に電話して予約とったら、自分の勤務合わせなくてはいけない煩わしい。
必要と感じてないから
病気になるのは運命だと思っているから。
症状が出てからでは遅いのでは?
定期検診で異常が出たら受けようと思っているから
忙しい上に、自覚症状もなく、年齢もまだ若く好発年齢に該当しない病気が多いから
今のところ、身体の不調を感じていないので、職員健診しか受けていないです。
イラスト・まえかわしお